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月村奎さんの新刊『ビター・スイート・レシピ』を読みました。
月村本を読むのは「WISH」以来なので1年4ヵ月ぶり。 (WISH感想はここ) 大好きな作家さんなので1年1冊は読みたいところですが・・ とりあえず出てよかったっ♪ で、今回のお話は菓子職人×引きこもり20歳。 月村小説にありがちな ポジティブ攻×ネガティブ受 でしたが、 パティシエのポジティブさがこの作家さんの中ではナンバー1級?! とにかく口調が優しい真っ直ぐな人で、包容力が溢れまくり 引きこもり青年の健太にとっては正に 救世主 でした。 (どこぞの魔性パティシエとは大違い/笑) さて、ストーリーですが・・ 家族と相性が悪い健太は大学受験失敗をきっかけに、祖母の遺した店舗付き住居で一人暮らし。 その空き店舗を借りに来たのが菓子職人の宇佐見で、 健太はいきなり洋菓子店の大家になります。 大家になったことで外との繋がりができ、ありのままの自分を認めてくれた 宇佐見のラブパワーで少しずつ立ち直るケンちゃん♪ 健太・兄のキツイ態度も彼の成長と共に愛情の裏返しと分る展開で、 後半に出てくる榊原もよいスパイスでした。 「ビター・スイート・レシピ」は全体的にほんわかする無理のない話し運び。 今後は二人仲良くお店を繁盛させて行くことでしょう にしても・・ こんな焼菓子を運んでくれるナイトが突然現れたらどんなにイイかっ! ケンちゃんが羨ましくなりました~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.14 07:38:52
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