カテゴリ:英田サキ
英田さんの新作「デコイ・囮鳥」を読みました。
この作品は「エス」のリンク本ということで、 イラストは当然奈良千春さんと組む黄金コンビ が、表紙を見ると色が・・色がぁ~・・とっても ビビッド。 最近の奈良さんカラーはこんな傾向だと分ってはいたのですが、 「エス」関係なので以前のオレンジ茶系な渋め色を期待していたアタシ・・。 構図もデザインも申し分ないのですが、微妙にセル画みたいな風合いで、 中の絵も含めて綺麗にまとまり過ぎな感が否めない。 作家さんの絵が変わることは宿命とゆーか、必ずピークがあるのは分っているのですが・・ 大好きなイラストレーターさんだけに少々ショックでした でも扉絵のカラーとモノクロイラは超カッコイイ 特に長髪の火野は不気味で雰囲気タップリなので、物語に引き込まれます。 (が、火野がミラージュの高坂に見えた・・/病) さて肝心の小説内容です。 この作品は9/6発売の「迷鳥」と上・下巻らしく、 「囮鳥」は早く続きが読みたい~~っ という終り方。 お話は相棒関係のヤクザ・那岐&加賀谷と殺し屋・火野、そして記憶喪失の男・安見の物語で、 複雑に絡み合う4人の人間関係と新事実が次々と飛び出す飽きさせない内容。 <殺し>という一線を越えてしまった男達それぞれの在り方が面白く、 BLでありながらミステリー色が強い、次巻が気になる展開。 で、私的に1番気に入ったのはメガネキャラの加賀谷さん。 この人は那岐に想いを寄せながらストイックで、しかも那岐とは微妙に主従関係なのがよい~ (もち加賀谷が従) でも最も悶えたのは 宗近の登場 英田キャラの中でダントツ1位なので、嬉し過ぎて転げ回るっ♪ すかさず小西ボイスで読書したのでしたぁ~ (那岐たちは椎葉の恥ずかちい姿を見たってことね・・) そして、そしてラストではもっとビックリがっ こちらは英田さんの公式を読むとネタバレしない方がイイようなので、 レビューを控えますが・・未読の方はお楽しみに! とにかくほの昏いしっかりとしたBLミステリーな「デコイ」。 6日発売の「迷鳥」が待ち遠しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.03 09:15:36
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