カテゴリ:英田サキ
「DEADLOCK」シリーズ番外編『SIMPLEX』を読みました。
この作品はロブがきっちりしっかり幸せになるまでの1冊で、 前・後編に分れてラブ&サスペンスがぎっちりっ 相手のヨシュアは金髪緑目の超美人ボディガードだったので、 大好きなロブの相手に不足なし♪と喜んだものの、中身は堅物で無愛想。 冗談好きのロブとは合わないのでは?? と心配になりましたが、 そこは彼の誠実で不屈な人柄でカバー。 前編の「SIMPLEX」はキスまで。後編の「DUPLEX」は××までと、 きちんと段階を踏むゆっくりラブでした。 さて「SIMPLEX」は雑誌掲載時に感想をUP済み。 なので今回は「DUPLEX」を中心にレビュってみます♪(前編感想はここ) 「DUPLEX」は後書きにあったように、IT用語で<双方向に通信可能>を表す言葉で、 これに対し「SIMPLEX」は<片方向のみ送信可能>。 つまり片想いと両想いがとても洒落た題名になっているわけですが、 後半はタイトルのよーにDUPLEXになるまでが一苦労。 人と密接な関係を築けないヨシュアのグルグルが焦れったく・・ でも 悪気のない容赦の無さとクソ真面目さは最高ぉ~ 一方ロブはこんなヨシュアを根気よく口説いて、押してもダメなら引いてみな戦法。 人を信じることや、努力することの大切さを何気に教えられる攻撃で、 説教臭くならないところが流石の英田節。 中盤にユウト絡みの人質事件を挟み、 交渉人として活躍するロブは 高階さんの挿絵もぴったりで、洋画の字幕を読んでいるようなアメリカ~ンな台詞回しも 素晴らしかったです この他DUPLEXは死刑についての考え方や遺族の感情など、 難しい問題を交えた会話もあってストーリーに厚みが増量♪ でも肝心のHは ここまで来てもしやロブ受?! と一瞬驚く展開。 違って一安心でした (て、アタシだけ/笑)。 が、1番のサプライズはラストでしょーか!? そんなファンだったのならもっと早く堕ちてもよさそうなもんだ・・ と思いつつ、ヨシュアの可愛さにヤラレました この「DEADLOCK」シリーズは小冊子全プレが付くので、まだまだ終らず凄く嬉しい♪ 別会社になりますがデコイもCD化決定で・・英田さん、とにかく強いです!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.28 23:03:21
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