カテゴリ:高遠琉加
「どーしてこんなところで終るんだーーっ」と絶叫した2巻から数ヶ月。
「愛と混乱のレストラン3~唇にキス・舌の上に愛~」 待ちに待った新刊ですっ! (1巻感想はここ、2巻感想はここ) で、××事件後の二人がどーなったのかと、 かぶり付きで読みだした3巻ですが、 冒頭は久我のパリ時代のエピソード・・ ところがこれが予想外に面白く、 料理の師匠・アルマンと久我の交流が魅力的 アルマンじーさんの「とても、おいしい」には妙に感動してしまい、 久我が野獣になったことなどしばし忘れてしまいました。 3巻は理人の心の動きとヤガミ・ゴルドの組織改変がリンクし、 久我に対する気持ちがはっきりしていく流れですが・・ 理人の感情もさることながら、「理人に幸せになってもらいたい」と願う 久我と叶の想いが大層切なくて、これぞ 愛 そんな訳で理人は久我の料理を美味しく完食し、 自分の本当の望みと居場所を悟ることができました。 さて、3巻は完結巻だけあって当然久我×理人の行方が主軸ですが、 二人のラブに留まらず、叶の生い立ちや理人に対する想い、 久我と父親の関係、八神会長の思い出など泣けるエピソードが一杯。 更に久我と一、理人と桃瀬の会話も心温まる内容で、 とにかくそこら中にイイ話、イイ関係が転がっている上に情景描写も上手いので もはや BLを超えたっ?! 「人間は愛とメシでできているんだぜ」と言う久我の名言どーり、 美味しく食べること、食べさせることの大切さが心にしみる本でした。 ところで・・ その後がかなり気になるのが叶さん。凄くイイ人だっただけに可哀想で可哀想で・・。 息子を嫁に出してしまった寂しい彼に続編をっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.26 22:30:43
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