カテゴリ:榎田尤利
榎田さんの交渉人シリーズ第3巻「交渉人は振り返る」を読みました。
(2巻感想はここ) 今回も題名のとーり、芽吹が過去を振り返えざるおえない事件が発生。 相手は5年前に弁護を担当した朝比奈という男で、 過失致死で執行猶予を勝ち取ったにも関わらず、現在は振り込め詐欺と薬に手を出し堕落中。 芽吹は彼を立ち直らせるために又また体を張りますが、 残念ながら最悪の結末に・・ 3巻は加害者一家の悲惨さがリアルなせいか、お笑い路線まっしぐらか? と思われたこのシリーズも、やり切れない切なさがそこかしこに点在。 芽吹は周囲の人に助けられながら、自分の優しさや弱さと向き合うことになります。 で、今回は芽吹を自分の弟か娘のように扱う七五三野が大活躍 そのため兵頭vs七五三野 はかなり爆笑で、 さらにキヨと芽吹のイイシーンを目撃した兵頭&智紀も嫉妬メラメラ(笑)。 にしてもキヨは無口なわりに大層鋭く、肝心なことはキチンと言うので、 意外と智紀君と上手く行っているのか?? 番外編でこの二人の話も読んでみたいです。 さて、さて私的に榎田キャラナンバー1に輝く兵頭は、 3巻も文句無しに、カッコイイ とにかく無鉄砲な芽吹を影から支える包容力とH時の言葉使いが堪らないっっ。 で、今回の1番は「信じちゃいないが、 惚れてます」 極道のクセに何でこんなに真摯なのっ!海辺のコートも優しさ一杯で最高でした~。 そしてもう1つは、敬語から「くそ、可愛いじゃねえか」と変化した瞬間。 悪態が兵頭らしくて、「章」と名前を呼ぶより萌えるのです♪ 交渉人シリーズは毎回プロローグとエピローグが芽吹以外の人物で語られますが、 今回のエピローグ担当は七五三野。 で、ここで朝比奈の意外な一面が分る構成になっているのが流石なラストで でも兵頭vs七五三野も健在 二人の間に割って入るさゆりさんや「詐欺に会わないための講習会」に集まった お年寄り達も微笑ましく、イイ味のエピローグでした。 にしても、さゆりさんの携帯には爆笑~ 兵頭の番号は「ひ」ではなくヤクザの「や」に登録されているとか・・ 色々リスペクトできるおばあさんです!! *今回の奈良さん表紙は好みの色でツボでしたが、イラストが又変わったよーな?? 足が~、足がぁ~・・ルパン3世みたい(泣)。 **小冊子がまだ届きません~~~っ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.30 17:53:27
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