カテゴリ:和泉桂
和泉さんの「神獣異聞」シリーズ第三弾『神子を娶る蛇』を読みました。
(1巻感想はここ、2巻感想はここ) 「神獣」シリーズは四神に守られる国々のお話で 今回は玄武の国<琴>ですが、 何故か国中ド貧乏で飢えと戦う邑ばかり。 なので国の荒廃を救うために、毎年<玄武の花嫁> が神子の中から選ばれます。 ある極貧邑の神子・琳香は義兄の義将を子供の頃から慕っていましたが、 その想いが互いにはっきりとしないまま、 玄武の花嫁に選ばれてしまいます。 二人は離れ離れになるだけでなく、<花嫁=生贄>と知ってしまった義将は 途中挫けながらも、琳香を救うべく奔走。 他人に頼ったり、命を預けあったりすることが苦手だった義将が 厳信や戒焔に出会うことで変わってゆき、琳香を助け出すことに成功。 終には偽王とその側近から真の王位を簒奪する成長物語でした が、 義将が琳香にたどり着く数ヶ月の間、こちらは相当エロ酷いめにあっていて・・ 玄武の偽者である蛟に触手攻撃&卵を植え付けられるという、かなりホラーでキショイ状態 健気な可愛い子なので、今後は義将の花嫁として人一倍ハッピーになって欲しいですっ。 にしても王のクセに世の中をウロウロしている戒焔は、やっぱり十二国記の尚隆もどき。 なので今のところ「神獣」シリーズでは「花を秘する龍」が1番ツボ♪ そして「桃華」「神獣」全巻登場の厳信も今回はかなり活躍して、 この男、実は仙人なんじゃないのか??と無駄に疑いたくなりました。 桃華の「宵月の惑い」とこの新刊で全サ小冊子がもらえるようですが、 「神子・・」の応募券を切ると、帯がはずれやすくなり・・ 外れると琳香ちゃんのお尻が丸見えっ。 本屋さんで買ったので、帯があってよかったです(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.17 18:38:52
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