カテゴリ:その他のBL小説
柏枝真郷さんの『ホーリー・アップル(穴だらけの林檎)』、
『ホーリー・アップル(ドードー鳥の微笑)』を読みました。 この作品ははhokuro。さんの槇えびし記事を読んで興味を持ったもの♪ (槇さんは「ホーリー・アップル」の挿絵担当) 内容は1980年代のニューヨークが舞台のミステリー小説ですが、 刑事・ドイル×巡査・ハリーの恋話もしっかりあって、 描写は 朝チュンながらもきちんとBL が、わりとリアルボーイズラブで、80年代の世相と町の雰囲気が物語にしっかり反映。 治安の悪さ、工事だらけの道路、エイズの話題が織り込まれ、 気弱なハリーは自分がゲイであることをひた隠しにしています。 1巻は失恋したばかりのハリーの前に刑事のドイルが転属。 偶然にも住むアパートが一緒となって、互いにほぼ一目惚れだったことからベットイン。 へタレなハリーとマイペースで強引な仕事をするドイルは正反対な性格ですが、 オフのドイルはハリーにメチャ寛容で、ステキな恋人。 前の恋人に未練のあるハリーより、ドイルの想いが強いことは確かです 1巻と2巻は別件の犯罪を扱っているものの、 2冊とも二つの事件が絡みあうため複雑で面白い。 ニューヨークに行ったことのない私には風景描写が少々退屈な時がありますが・・ それ以外は二人の関係と、まだ明かされていないドイルの過去が興味深く、 ××シーンが無い分、ラブな会話や行動が品よくお洒落 3巻も早く読みたいですっ。 柏枝さんはお初作家さんでしたが、検索するとかなりのベテランさん。 BLレーベル以外でも書いている方でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.20 15:57:41
|
|