カテゴリ:高遠琉加
高遠さんの新刊『甘い運命』を読みました。
この本は「愛と混乱のレストラン」の番外編で、 パティシエ・一とその恩師・湯原の物語です。 (「愛と混乱」の感想1、2、3) この二人の状況は1巻のSS「愛のように甘い」で、 大体つかんでいましたが、今回は一の過去と海と湯原の関係が はっきりと描かれ、師弟の仲も当然進展しています。 が、一の生い立ちにはが母親のDVが深く関わっているので、 甘い<重い 内容。 <暴力を受けた子供は大人になって同じことを繰り返す> という可能性に呪縛され、実際やむなく人を刺してしまった一はいつも自分に怯えています。 それでも彼を引き取ってくれた高校時代の担任・湯原とその姪である海に生きる力をもらい、 「自分はもう誰のことも傷つけない」 と確信できるラストは救いが一杯 できれば苦労して育てた海ちゃんとずっと一緒に暮らして欲しかったですが・・ それだとチョコレートキスをしている場合ではないので、 これでよかったのか?? 一は大人しそうでヤルときはヤルと男だったんだな~と、 チョコの仕込みで分りました(笑)。 にしても湯原先生は30代後半だったんですね~。 麻生さんのイラがくたびれ気味のオジ様だったので、40代と思ってました(オイ) でもへタレなオヤジ受でなかなかナイス。 なので今度はオヤジ攻で 叶本部長物語も書いて欲しい!!! が、後がきに<終わり>の文字があったので望み薄? 理人&久我 のその後はラブラブ小冊子で読めそうなので嬉しいです 「愛と混乱・・」は「このBLがやばい!2010年」で第1位になりましたが 私も2009年のまとめで1位にしたのでかなりホッ♪ コミックスの好みが世間様とけっこうずれているので・・ 自分が途方も無くKYな気分になるので・・ 小説は1位も2位も(交渉人・・)も同じでよかったですっ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.02 12:44:26
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