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麗人9月号の小冊子で見かけた井上佐藤さん。
全く知らない漫画なのにけっこう笑えて、絵も上手いな~と興味津々。 早速「子連れオオカミ」と「オオカミの血族」を購入してみました。 『子連れ・・』はシングルファザー田所&宮本の恋の行く末で、 わりとスピーディに展開。 そのため表題作は1冊の半分を占めるのみですが、内容はかなり充実で 男同士の難しさや、育児の大変さがけっこうリアル。 絵は青年誌風で可愛さはないものの、目つきの色っぽさと 幼児の愛らしさにグイッと引き込まれ、ラブの駆け引きや切なさも上々 が、ちょっと不自然だったのが、子供を簡単に捨てる田所・妻と 二人目を引き取る宮本の現実感の無さ・・。 そして分りにくかったのが子供の髪の色で・・ 父親と異なるため、最後まで誰の子か混乱しました~(バカ)。 さて、「子連れ」の続編「オオカミの血族」ですが、 こちらは田所&宮本の息子たち編。 パパ二人という特殊な環境で育った彼らは、宮本長男(チッチ)だけがノンケ。 で、田所長男(あっくん)はかなりの紆余曲折を経て、 父と同じくバツ一のイクメンにっ そこに長年あっくんを想い続けてきた宮本次男(のん)が現れ、 のんにほだされて行くあっくんの心の動きが上手~く描写 ページ数はとても少ないですが、 のんの執着愛と包容力が非常に好みな年下攻でした 「子連れオオカミ」と「オオカミの血族」は短編集なため、 2冊とも半分は他の話が収録。 で、強烈で面白かったのが「オオカミの血族」の収録されている おネエ×税理士 の物語。 かなりマッチョなおネエ・宗一郎の過去は女装の子役。 その子役の熱狂的ファンだった税理士の塚本は偶然の出会いから 現在の宗一郎にも惚れてしまい、捨て身の人生へ転進。 自分にどこまでもついてくる塚本を<ファン心理>と信用しない宗一郎ですが、 堅物のオヤジから献身的な男になった彼に少しずつ心を開くオカマくん。 男にも女にもなりきれない宗一郎の生い立ちの複雑さや 母親との会話にも味があって、何だかユニークな物語でした。 にしても「オオカミ」後半のこのストーリーは ゴッツイおネエ攻×オヤジ受という私的にギリギリな組み合わせ(笑)。 でも、どんな宗一郎も受け入れる塚本のファン根性に深い愛を感じ・・ 面白かったです!! てな訳で、麗人小冊子に載っていた作品内容がやっと理解。 あのサンバコス軍団は宗一郎達だったんですね~。 塚本までアノ格好をしているのが笑えました 井上さんの漫画はお初でしたが絵も話運びもガッシリ、シッカリしているので これからも楽しみ♪作家買いできそうです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.24 14:12:40
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