カテゴリ:かわい有美子
かわい有美子さんの『UNDER THE HEAVEN 上・下』を読みました。
この作品は97年に刊行された「MIKADO」の改稿版で、 どうやら前作とは結末が違うらしく、今回はハッピーエンド♪ お話はニューヨークのマフィア・ハーベイの元に引き取られた 孤児・アレックスと同じく孤児で兄妹の史貴と麻里絵、 そしてハーベイの実子・イェインの物語。 4人は兄妹として育てらるものの、人種も立場も異なるため ライバル意識や恋愛感情が交錯。 成長するにつれてマフィアの勢力争いに巻き込まれ、 誰一人平穏な日常をおくることができない運命が見ものです。 中でも1番悲惨なのが日系人の史貴で、 精神的にも肉体的にもギャーなダメージ こんな目にあったあげくバッドエンドだった前作って・・ 『UNDER THE HEAVEN』はアッレクスと史貴が後味スッキリでヤレヤレでした♪ にしても色々と設定が濃い物語で・・ 非常にドラマチックなありえネエ~感が一杯。 なのでドンドン読めましたが、一つだけ納得できないのが 両親惨殺に関するアレックスの感情。 真犯人はハーベイだと判明しても、そこからストーリーが広がらず もう少しアレックスを掘り下げて違う展開にしてもよかったんじゃないかと・・。 そして意外とキュンとなったのがツンデレ・ヤンデレ気味なイェイン。 嫌な奴なわりに麻里絵に対する一途さは切なくて・・ 男女ラブにもうっかりトキメキました(笑)。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.09 18:59:46
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