カテゴリ:その他のBL小説
椹野道流さんの7月の新刊『されどご主人様』を読みました。
椹野本は「楢崎先生とまんじ君」他リンク作品を数冊読んだことがありますが、 文章も設定も構成も中の上なわりに、突き抜け感がない作家さん(汗)。 でも今回の「されど・・」は完全ファンタジーで設定が珍しかったので ググッと引き込まれて一気読み。 出だしはグリム童話風に可哀想な少年・カレルが 魔法使いのジジイに虐められているところから開始。 でもこの魔法使いがポックリ逝ってしまい 急に孤独になったカレルは、寂しさのあまり使役を創作。 が、魔法の腕がダメダメなカレルは寝惚けたような謎のおっさん・スヴェインを 召喚してしまい、一応主従の約束はするものの、 やたらと「可愛い」とボディタッチしてくるセクハラ従者に途惑い気味・・。 結局ある事件をきっかけにスヴェインの真の姿が分かり、 実は使役どころか大物精霊なのですが・・ 二人はメデタシ、メデタシ。 おっとり精霊のくせにヤルことはしっかりなスヴェインがイイ味でした(笑) このお話は舞台がけっこうファンタスティックなので 漫画化したらより面白そう。 魔法BLコミックスが読みたくなってきました~ *巻末の兄弟子エピソードが気になるところ。リンク作品も読んでみたいです♪ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.21 18:49:08
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