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2011.10.16
カテゴリ：凪良ゆう
凪良さんの新刊『積木の恋』を読みました。
 物語は恵まれない生い立ちから詐欺師となった蓮が、 医者の加賀谷を引っ掛けたことで恋と幸福を掴むシンデレラストーリー。 前半は簡単に騙される加賀谷をバカにしつつも嵌って行く蓮の葛藤が描かれ、 ラストシーンは蓮の本名を呼ぶ加賀谷に、雪と刑務所という劇的背景が感動的  そして同棲を始めた後半は、育った環境があまりに違う二人のすれ違いと、 愛を失うことを怖れてグルグルするばかりの蓮が丁寧に描かれています。 「積木の恋」は全体的にキャラが物静かで口下手なため、テンションは低めですが、 凪良さんの上手い文章で、蓮の卑屈さや加賀谷の愛の深さにガッツリ引きこまれる内容。 切なさ満点、イラストもピッタリで凄くよかったですっ！！  にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2011.10.16 21:02:08
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