カテゴリ:花降楼シリーズ
花降楼シリーズ新刊『恋煩う夜降ちの手遊び』を読みました。
前作の「臈たし甘き蜜の形代」が蜻蛉にふられた岩崎が主役だったので 今回は綺蝶にふられた東院が主役か?と思いきや、予想は見事に大はずれ。 (前作感想はここ) 「臈たし甘き蜜・・」登場の椛がついていた傾城・藤野の物語で 時間的には椛ストーリーと同じ頃。 藤野とその昔馴染みである諏訪の5年愛が描かれていました。 藤野と政治家の諏訪は藤野が遊郭に堕ちる前からの知り合いで、 その頃から通じ合う何かがあったものの未成立。 花降楼で再会してからも藤野の高飛車演技のせいで、 ハッピーエンドまで時間がかかる二人。 諏訪はこのシリーズ一の素直可愛い攻でしたが、 政治家という立場に藤野が遠慮してしまうため、なかなか身請けにたどり着きません。 て、確かにバレたら政治生命の危機・・。 でもこれを逆手に取って、今後は困った人が身売りしないで済む世の中を作るべく 頑張って欲しいですっ(笑)。 今回常連の二人は綺蝶が過去話でチラッと出る程度。 なのでちょっと物足りなかったですが、次回はいよいよ鷹村編がくるらしい。 てことは最終話ですかね~? 楽しみです! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.23 15:10:30
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