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カテゴリ:英語 多読記録 2017
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アメリカ最強の Sniper と呼ばれた男 Chris Kyle の自伝です。 Texas出身、最初にプレゼントされたおもちゃは Daisy multi-pump BB rifle。 7-8歳の頃には、本物の銃を与えられ親と銃の練習をして育ちました。 彼の父親は、farmer です。その影響もあり、高校生の頃の彼の夢は意外にも ranch manager 。 その為、大学は Agricalture の学校に進学します。 学校に行きながら、ranch hand として働いていましたが、 軍の recruiting station で登録し採用を待ちますが、結果は不採用。 一度は、学校・牧場に戻りますが、その後再び軍から採用の連絡があり、 彼は軍に行く事になりました。 軍に入隊後、San Diego の Club で奥さんとなる Taya と出会います。 これは、一目惚れだったようです 彼は、最初から sniper だったわけではなく、 最初は 国連の支援や海の警備の手伝いなどをしていました。 入隊後、Taya と結婚する訳ですが 軍人との離婚率は実に95%だという。 結婚前から言われてた事もあり、当初からその事はとても気にしていました。 軍は、6か月毎に任務の交代があります。 彼が家に帰ってくる度に彼の様子が変わった事を妻の Taya は心配しています。 彼が、夜寝ているとうなされて、自分の腕を掴んで離さなかったり、 飛行機の音で攻撃されるのではないという恐怖が身体から消えず、まるで戦場にいる状態。 途中、彼は Sniper としての任務の為、専用の学校に行く事になります。 その学校を出てから、戦地で Sniper として働くことになりました。 本を読んでいても、この Sniper になった辺りから彼の言動に変化が現れ、 まるで殺人マシンの様に変わっていくのが分かりました。 彼の頭の中は、悪い人を殺す、殺したい。 途中で、奥さんとの関係が上手くいかなくなっていくのが分かるのですが、 それでも、こんなフレーズが沢山出てきます。 I still loved war. Still, it felt good to be getting back to war. I was ready to kill some more bad guys. I wanted to go back to the war. しかし、軍を辞める最後の頃は精神状態がおかしくなり、 また怪我した事もあり、医者から軍を離れる事を余技なくされました。 戻って来ても、彼の頭の中は戦地に戻る事だけ…。 奥さんとの距離は、遠い状態でした。 しかし、戦地から離れて軍の友人達と会社を作り、 そこで退役した人にボランティアなどをしていく内に段々と変わっていきました。 段々と奥さんとの関係の良くなり、こんな事を書いています。 I want to be a good dad and a good husband.(この変わり様には驚いた ) 最後に戦争が自分を変えたと認めた上で、神様は自分をどう判断してくれるのか? なんて書いてありました。 あくまでも彼の行動は、神様がみれば正しい事だったと思って貰えると信じていたと思う。 最後は、家庭も上手くいって人生これからという感じで終わっています。 8月にDVDを借りて見たのをきっかけに洋書を読んでみる事にしました。 本を読むと私と Chris Kyle の考えが余りにも違う。 これは、正義とは?神様とは?宗教とは?何かなんて考えてしまった。 正直、たまに神社に行って神頼みをする程度の信仰心しかない私からしたら、 彼の考え方などを理解するのは厳しいと思った。 本の中でも大事な物の順番が God, family, Country or God, Country, Family と 彼が奥さんに質問されているのがありましたが、 私なら2者のどちらでもないなぁと思いました。 何かの為に行動できる、それが神様だとか国だとか今の日本で言ったらどうなる? でも、もし日本が戦争になったらどうなる?誰が戦うの?って感じで 自分の国の事でも現実では考えられないです。 本当に愛国心と宗教問題というのは、私達が考えられない程に、 彼らにとっては、命より大事な物なんだという事が分かった。 応援のクリックをよろしくお願いいたします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.10.02 08:34:12
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