|
カテゴリ:随想
儲ける事は悪いことではありませんが、儲けるために株を買ってはいけません。
それがやはり投資という名の単なるギャンブルになってはいけないのです。 ギャンブルそのものは勿論悪いことではありません。 それは結局は、自分を信じて、自分に賭けることですから。 やや綺麗事になりますが、 株は、もともとはご存知のように、その会社の企業理念に賛同して、 「この会社にお金を預ければ、世の中がこういう風に良くなる。」 「この会社の発明や事業は世界を明るくしてくれるだろう。」 という希望のもとに人々が協力するための仕組みです。 選挙で人を選ぶときと同じですね。 だけど、今の投資家さんの多くは、株に出資して、 そのうま味だけをかすめとろうとする人々ばかり。 株主総会に来る人々は黒字配当のことで頭が一杯で、 事業そのものはどうでもよく黒字ならいいということですね。 それは勿論、法的には悪いことではありません。 何も罰せられることはありません。 そして、会社も株主に踊らされている現状です。 緑資源、ミートホープや社保庁のことなど、 マスコミは連日、鬼の首をとったように書き、世論も親の敵を見つけたかのように、 これによがしにまくしたてますが、本当に私たちの住む世界を不自由にし、 住みにくくし、見えないストレスをじわじわ与えるものは、 実はこういう経済の仕組みやお金の使い方に根幹があるんです。 容認している社会全体のみんなの意識のせいなんですが、 こういう悪いと思われていない悪いことが、一番悪いんです。 細木和子っぽく言うと、会社という字は「社(やしろ)をひらく」という意味です。 つまり、各々が社会に対して小さな神様となって働くその集まり。 それが会社ということですね。 そこにはやはり企業理念というものがないといけないわけです。 その出資には愛をのっけておりますか? 企業理念に愛は入っていますでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|