○。あたしの手に、タカラモノみっつ。○

赤ちゃんが一生懸命に見つめている天井

同じように転がって、あたしも見つめる

その先には

あたしが好きでいつも吊るしているコレがあって

自分目線から見るのとは全然違う

面白いね

こんな風に見上げるのも

子供に教えられることは

いくつになっても尽きる事はない。



あたし
子姫＠７歳
チビ姫＠２か月

三人でお風呂に入る
あたし疲れてて、チビ姫の服を用意しわすれたまま沐浴してた
先に子姫が上がった後気がついたけど
バスタオルくるんで連れて行って
暖房効いた部屋だし･･･大丈夫か！
よ～くあったまっていこう、と
チビ姫がほかほかになるまで浸かって
くるんで茶の間に行くと
いつもあたしがしてるように
赤ちゃんの服が広げてあって
上におむつが開いておいてあって。

一瞬ど忘れかと思った

けど、黙ってはにかむ子姫がいた。


ありがとう、ありがとう。
この子はこんなに優しい
怒る時私は、たぶんよそよりかなり恐ろしいかーちゃん。
けど、褒める部分はめいいっぱい褒める
今日は子姫がいっぱい褒めてもらえたから
あたしに幸せのお返しをしてくれたんだと思う
気遣いっていう奴。

「ママね、いつも大変だと思って。」

その言葉にあたしは泣いて
子姫はどうしていいか分からなかったみたいで
必死で関係ない話をしようとするんだけど
ぐっと抱いて

ありがとう。あんたは何があっても何をしてても
ママが怒ってたとしてもどんな時も
あたしの世界一だから。

そう伝えると
洗い物しに行くあたしに
一人で寝るから洗ってていいよって
そう言って眠った。

いつもご飯は粒のこすし
嫌いなものはあたしが乗せないと食べない
けど、お弁当の時だけは
この子はいつも、絶対米粒一つ残して来ない。
ふたを開けたお弁当箱は
今回もピッカピカだった。

褒めることの大事さ
改めて気づいた出来事でした

こうして、きっと
独り立ちしていくんだな
振り返ればママがいるって
そうやって安心感を確かめたら
きっと、あたし以外に目を向けて
自由に飛び立っていくんだな

「ママのそばからずっと離れたくない」

うん、いつも一緒
この先どこ行っても
だから好きに世界を広げるといい
あたしはいつでも此処にいる。




優しいお姉ちゃんで良かったよね、チビ
二人仲よく、大きくなるんだぞ
助けあって、世界一仲のいい姉妹になっておくれ
この子らが真っ直ぐ育ちますように。
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