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昨日の晩17歳の男の子(Y君)とM君とでお茶しました。
Y君は特に食事制限もないのでおいしくホットコーヒーを飲みました。 やっぱり話題はY君の病状で少し話をしていたのですが、 何か『血液に血栓ができる・・・』とか何とか言ってて、今日血液データ次第では 今日退院できるそうです。M君は『何や!!余裕やん』と激を言います。 でも僕は『あれって??』思いました。普通は10代くらいの子が検査入院で2泊も 居るわけがないし、お見舞いに来る母親の顔を見ると、とても余裕とは思えない。 よく話を聞くと、『膠原病』(こうげんびょう)です。あまり聞きなれない病気ですが、 僕が知っている知識では、不治の病です。病気自体は一つではないのですが、 原因不明の病気です。命に関わるのか、どうか解りませんが、野球一筋17歳の Y君にとってどれほど思い告知だったかを考えると切なかった。M君は膠原病がどんな病気か 解らないし、M君自体、今は移植に向けて治療を頑張っている途中。それに比べて僕は 奇跡的にも移植を乗り越えここまで良くしてもらい、退院を気にしている。この二人の不安は 僕には痛いほどわかる。更には、移植前に一人凄い弱気な5~60代のおじさんが居て、 かなり元気だったおじさんがまた入院してきた。正直見間違えるほど悪くなっていた・・・。 入院も長くなると元気な時と悪くなったときの顔を見ると具合がわかる。そのおじさんが 前に仲の良かったおじさんの事を僕に聞いてきた。『Tさんはどうしたの』と。そのTさんは 僕が個室に居るときに亡くなってます。僕は『あ~帰りましたよ』と答えました。するとそのおじさんは 『そうか。実家か。もう帰ってこないな~』と言いました。僕は『そうですね』と言いました。 僕はここに居てて当たり前の様に思えますが、入院している事が辛いです。外泊すると周りの 人は僕を見て病人だと思うでしょう。でも病院に居ると僕は元気なデータ待ちの患者です。 元気で居る事に少し罪悪感を感じます。僕だって患者です。実家に帰って甘えたい。 自分に甘えたい。でもここに居ると『頑張らないとダメだ!!』と体に言い聞かせて体を動かします。 主治医は『今は様子見だね』と言いハッキリしない返事。今の僕は医者でもなければ看護師でもない。 でも患者でもない様な気になります。もっとわがままに自分をコントロールしないといけないのかも知れませんが、 出来れば今の時間は精神的に辛いです。週末に向けて頑張ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.04.12 22:00:23
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