シ-ベルトとベクレル その2
前回 放射線量の話しをしました。今日は、その 2回目。本日は「シ-ベルト」を説明します。復習 ・意味:人間への被爆の大きさ ・命名:スウェ-デン人で放射線防護の研究で功績のあったロルフ・マキシミアン・ シ-ベルトにちなむ。まずは、(1)自然界に存在する。 放射線は、宇宙や地中などからも常に放出されており、通常の生活を送っている。(2)ミリとマイクロの違い 1シ-ベルト=1000ミリシ-ベルト=100万マイクロシ-ベルト(3)シ-ベルトとシ-ベルト毎時の違い シ-ベルト=ある期間に被爆した量の合計 シ-ベルト毎時=1時間に被爆した量 *TV報道は、(2)の毎時を省略している場合が多い。(4)放射線被曝の例 ・1回の胸部X線撮影=0.1~0.3ミリシ-ベルト ・東京とニュ-ヨ-ク間1往復(自然放射能)=0.2ミリシ-ベルト ・1年間に自然環境から1人が受ける放射線の日本平均=1.5ミリシ-ベルト ・1回の胃のX線撮影=4ミリシ-ベルト ・1回のCTスキャン=7ミリシ-ベルト ・1日1.5箱のたばこを吸う人の年間被曝量=13~60ミリシ-ベルト ・放射線業務従事者が1年間にさらされてよい放射線量=50ミリシ-ベルト ・福島第一原子力発電所での緊急作業員の被曝量上限=250ミリシ-ベルト ・人体に影響が出る被曝量(リンパ球減少)=500ミリシ-ベルト ・急性放射線障害(吐き気・おう吐・眼の異常など)=1000ミリシ-ベルト(5)3月15日、福島第一原発の3号機付近の放射線量 毎時 400ミリシ-ベルト 皆さん 自然界から放射線が出ていること 知らない人が多いですね。 たばこは、葉に含まれるラジウム・鉛・ポロニウムから放射線が出ています。 温泉からも出ています。 眼に見えないし、匂いもないので 見えないから心配ですが、 過剰に(過敏に)なる必要は ありません。 冷静な行動が 求められます。 最後に 癒しの 「花」をご鑑賞下さい。