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食品開発チーム2004

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Sep 24, 2005
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カテゴリ:私のメモ帳
大分ご無沙汰してしまいました。前回をお読み頂いた方々には、本当に申し訳有りません。m(_"_)m 「中途半端やんけ!」とお叱り下さい。(何故か関西弁。)
忙しさとPCの具合不良のため、小一時間でも打ち込む事が出来ませんでした。と言い訳を致しまして、本題に移らさせて頂きます。では…。

前回は、カップ麺で例えての私の捉え方でしたが、N食品さんの具の多いシリーズでは「中国で生産した具材の中華メニュー」ではないかと言うところまで、お話ししました。(あくまでも、私見ですから事実と思わないで下さいね)
では、それ以外での分かったこと・こういう意味があるのかと思ったことをご説明いたします。

先ず、着眼点の価格面がそのままでした。「値段の割にボリュームがスゴイ」「売価が300円を超えた」と思ったのですが、売価についての背景をご説明します。
カップ麺業界では、別に法律で価格を決めている訳ではないのですが、暗黙の内、300円以下でないと売れないと言う常識があります。それについては、メーカー・卸ベンダー・CVS商品部・CVSFCオーナーも、依存が無い筈です。
ですから、敢えて売価300円を超えて売り出すのには、何かしらの根拠と意義と勇気が必要になる筈です。それが何かを突き止めようと思います。

「値段の割に…」は前回の通り、かなりの確率で中国での生産であると位置づけました。それはそのままにして、「売価が…。」を見ますと、実際の売価は328円でした。つまり298円から見ると、ちょうど30円高めた訳です。
30円のアップはメーカー出し値では、約15円位の上昇です。原価では5円から8円位、利益は7円から10円として計算できても、その為に掟破りを強行するとは思えません。私がCVSのBYで有れば、300円を超える商品を、「それでも298円で売る方法を考えてくれ」と依頼するでしょう。(第一の線)
逆の見方から、考えてみました。もし300円を超えた商品が売れたとしたら、売れてしまったらどうなるかを想定してみました。今後は、300円の限界を気にしなくても良い世界になる。質と量がその価格に見合えば、誰も異議を持たなくなる。(第二の線)
そして、100円台・200円台・300円台の商品を組み合わせれば、もっと売場活性に繋がる。客単価上昇が見込める。つまり売場に貢献できる訳です。今迄反対していたCVSのBYもSVも寧ろ賛成に回るでしょう。(第三の線)
ここから出た価格について得られたことは、「敢えて掟を破るために作った商品である」と言うことです。

N食品さんの具の多い商品シリーズは、画期的なことが、3つ有りました。
1.今迄にないボリューム。2.中国で生産した具材の中華メニュー。3.敢えて掟破りの価格に挑戦した。(三つの面)
その中で、一番の主題は一番話題に乗らなかった3番目の300円を超える価格に挑戦したことではないでしょうか。このためにN食品さんに限らず、各メーカーさんは、非常にやり易くなった筈です。良い物は価格に惑わされずに提案できるのですから、…。
しかし、現実はもっと厳しいようです。余程のボリューム・余程の品質・余程の食欲を書き立てるメニュー出なければなりません。少なくとも、具の多いシリーズに匹敵する位でないと、振り向いて頂けない状態です。もう既にこの300円超の世界の中での熾烈な売場獲得合戦・商品開発競争が始まっているのです。(第四の面)
この具の多い商品が出て以降、売場を見て余り代わり映えがしないと、思われる方もいると思いますが、売場を変えるだけのパワーを持った商品開発が、なかなか出来ていないのです。売上高・売上個数が大きい売場を一新させる商品は、それなりの根拠・意義そして勇気が必要なのです。他に陰で仕掛けた方がいない限り、N食品さんにはその勇気もあったと思います。これが正解だとは言い切れませんが、私なりの結論です。
この後、データを収集して、微分化による消費者の反応と積分による商品の全体像を見ることが出来ますが、それは割愛いたします。専門の方はチャレンジしてみて下さい。

物事を捉えるのは、訓練が必要です。直感は直感で必要ですが、捉えようとするモノについて、情報と知識を取得し選別する事からのスタートでしょう。それを繰り返すことにより、効率よく・的確に判断できると思います。「一を知って、百を知れ」ではありません。着眼点を見る眼・そこから因果を引き出す情報量と知識量・因果を一つの側面に洞察する論理力・最終的に法人でも個人であっても、人が判断した現象と言う事を理解するという心理学的見地etc沢山のモノが有っての話です。
一つ一つ学び、訓練をして、貴方なりの「オレ流」を作って下さい。それが貴方の世界観に繋がると思いますよ。





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Last updated  Sep 24, 2005 10:49:28 AM
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