テーマ:食べ物あれこれ(50376)
カテゴリ:肉について
出典は『わかさ』2006年7月号の記事です。 (財)博慈会 老人病研究所所長の福生吉裕氏が >「百寿者に糖尿病が少ないのは血糖値の上昇も動脈硬化も防ぐ >ホルモンの働きが断然強いため」 という見出しで記事を書いています。 >百寿者が長生きできた理由としてあげられるのは、 >(注1)バランスの良い食生活を送り中年のころから太りすぎず、 >内臓脂肪もため込まなかったことです。 脂肪細胞が分泌するホルモンの一つがアディポネクチン、というんですって。 これは内臓脂肪が少ないと多く分泌され生活習慣病を改善する働きをする、 ということです。 >百寿者の血液を調べてみると、このアディポネクチンの濃度が >50代の人の2倍も高く、またインスリンの濃度は低く保たれる。 ということで、このアディポネクチンを覚えておいてくださいね? >「糖尿病を防ぐ長寿ホルモンは大豆の常食で増え、元気な >百寿者ほど納豆や豆腐が好物」 >アディポネクチンこそ、糖尿病をはじめとする生活習慣病を >未然に防ぐ長寿ホルモンなのです。 前述したようにアディポネクチンは内臓脂肪が少ない方が多く分泌されます。 じゃあ、すでにお腹ポッコリの中高年はどうしたらいいのでしょう? >実は、アディポネクチンを簡単に増やす特効食が見つかっています。 >それは大豆食品です。大豆を多食すると、アディポネクチンが >体内でたくさん分泌されるのです。 >つまり、納豆・豆腐・枝豆・みそといった、おなじみの大豆食品を >日頃から積極的にとることが、長寿になるためには大変有効です。 大阪大学が行った実験が紹介されています。 健康な成人20人に1日25gの顆粒状の大豆たんぱくを 12週間にわたって摂ってもらった。 アディポネクチンの血中濃度が5マイクログラム/ml以下だった人の 濃度が上昇した、という。 生活習慣病を起こしやすい人のアディポネクチン濃度は、およそ 4マイクログラム/mlとのこと。 >実験の結果から、アディポネクチン濃度が低く生活習慣病に >かかりいやすい人ほど、大豆食品の常食による >アディポネクチンの分泌促進が期待できるといえます。 さらに被験者の中には体重の変化はなくとも、ウエストがスリムに なる傾向があったという。 >「高脂血や高血圧の改善にも有効」 >大豆は(注2)「畑の肉」といわれるように、肉や魚に比べても >遜色のないほど栄養価が高く、実に多くの有効成分が含まれています。 >中でも注目されるのが、大豆イソフラボンです。 大豆イソフラボンは有名になりましたね? ホルモンのバランスを整える、アディポネクチンの分泌を促す、 善玉コレステロールを減らすことなく悪玉コレステロールを減らす、 という効果があるそうですよ? >また、やはり大豆に豊富な大豆たんぱくには、血液中の余分な >コレステロールを排出したり、血圧の上昇を抑制したりする >働きがあり、高脂血症や高血圧といった生活習慣病を >防ぐことができるのです。加えて、基礎代謝を活発にして >脂肪燃焼を高める働きもあります。 ほかにも大豆には大豆レシチンや大豆サポニンなどの、 肥満や生活習慣病を防ぐ有効成分が多く含まれていることは よく言われていますね? >毎日大豆食品をとれば、このような健康効果を得ることができます。 どれくらいとればいいか? 豆腐なら1丁、納豆なら1パックが目安だそうです。 >実際長寿の高齢者ほど、大豆食品を好んで食べる傾向があります。 >(注3)日本一平均寿命の長い沖縄県では、豆腐がよく >食べられています。なんと沖縄県の豆腐の消費量は、全国平均に >比べて2倍近く多いのです。 (注1)百寿者が70歳頃までいわゆる現代栄養学で言うバランスの良い 食生活を送ってきたとは思えません。 (注2)「畑の肉」という表現は間違っていると思います。 何故かというと、この表現は「肉」が主体、「肉」を基準にしている、 「肉」はエライ、ということを暗に含んでいるからです。 (注3)26ショックというのがあります。 2000年に沖縄県男性の平均寿命が1位だったのは1985年まで。 1990年には第5位。そうして2000年には26位まで下がったのです。 これを「26ショック」といいます。ちなみに女性は2005年まで1位。 【地球を貪り食う】(お時間がありましたらぜひご覧下さい) http://www.youtube.com/watch?v=gmNSkdPgxNc お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月31日 20時17分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[肉について] カテゴリの最新記事
|
|