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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2007年09月12日
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カテゴリ:野菜について
Q:野菜はなんでも食べれた方がいいですよね♪

A:結論から言うと、「野菜はなんでも食べれた方がいい」は
理想論であって、現実的には無理でしょう。

つまり、子どもは元来偏食なのです。嫌いなものがたくさんあるのです。
それが当たり前というか、正常と言ってもいいかもしれません。

新生児は、その成長に従ってどんな物を摂取してきたでしょうか?
初めは母乳だけでしたよね?
母乳は乳幼児にとっては完全栄養食品なのです。
しかし成長するに従って、重湯、お粥、柔らかいご飯、
と、食べさせて次第に離乳していきますね?
離乳食で、香りのきつい、あるいは独特な臭いの食材ってあるでしょうか?

もうおわかりですね?子どもは偏食なのです。それが当たり前なのです。
それを、現代栄養学に則って、なんでも食べさせたい、というのは
大きな間違いだと思いますよ?

子どもの味覚はまだ発達途上なのです。ですから、香りのきつい食べ物は
食べられないのです。
それを無理強いしたら、子どもの精神的成長にとってはマイナスであり、
ストレスになるのではないでしょうか?

ご自身のことを思い浮かべてみて下さい。
子どもの頃、嫌いな食べ物ってありませんでしたか?

ぼく自身はやっぱりピーマンが大嫌いで、
ニンジンも食べられなかったことを覚えています。
ところが今ではピーマンは大好きです。ニンジンは大好きとは
言えないですけど、へいきでたべられますよ。

野菜にはピーマンやニンジンなど、独特の臭いのキツいものしかない、
というわけではありませんよね?
ジャガイモ、サツマイモ、カボチャなどは臭いはきつくありません。
干し芋だと甘味も増していて、おやつに最適です。
甘栗もいいですね。砂糖を使っていない、その食材自体の甘味ですから、
安心して食べさせられますね。
あ、今の時期は干し柿も甘くて美味しいですね~。

でも、子どもが嫌いな物だからと言って、食卓に出さない、というのも
考え物ですね?
親が「美味しい美味しい」と言って美味しそうに食べるところを
見せていれば、そのうちに子どもも食べるようになるのでは
ないでしょうか?

くれぐれも「これ食べなきゃだめ!」と無理矢理食べさせないで下さいね?

また逆に、お肉はその味を覚えさせない方がいいのではないでしょうか?
管理栄養士の幕内秀夫さんは、

「肉はまったく食べなくてもなんの問題もありません。
どうしても食べたかったら、安全な飼料、飼育方法で育てられたものに
したほうがいいでしょう。当然、高価になります。高いのですから、
まれなお楽しみ程度にすべきなのです」

と、言っています。

【参考文献】






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最終更新日  2007年09月12日 22時02分09秒
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