カテゴリ:野菜について
Q:野菜はなんでも食べれた方がいいですよね♪
A:結論から言うと、「野菜はなんでも食べれた方がいい」は 理想論であって、現実的には無理でしょう。 つまり、子どもは元来偏食なのです。嫌いなものがたくさんあるのです。 それが当たり前というか、正常と言ってもいいかもしれません。 新生児は、その成長に従ってどんな物を摂取してきたでしょうか? 初めは母乳だけでしたよね? 母乳は乳幼児にとっては完全栄養食品なのです。 しかし成長するに従って、重湯、お粥、柔らかいご飯、 と、食べさせて次第に離乳していきますね? 離乳食で、香りのきつい、あるいは独特な臭いの食材ってあるでしょうか? もうおわかりですね?子どもは偏食なのです。それが当たり前なのです。 それを、現代栄養学に則って、なんでも食べさせたい、というのは 大きな間違いだと思いますよ? 子どもの味覚はまだ発達途上なのです。ですから、香りのきつい食べ物は 食べられないのです。 それを無理強いしたら、子どもの精神的成長にとってはマイナスであり、 ストレスになるのではないでしょうか? ご自身のことを思い浮かべてみて下さい。 子どもの頃、嫌いな食べ物ってありませんでしたか? ぼく自身はやっぱりピーマンが大嫌いで、 ニンジンも食べられなかったことを覚えています。 ところが今ではピーマンは大好きです。ニンジンは大好きとは 言えないですけど、へいきでたべられますよ。 野菜にはピーマンやニンジンなど、独特の臭いのキツいものしかない、 というわけではありませんよね? ジャガイモ、サツマイモ、カボチャなどは臭いはきつくありません。 干し芋だと甘味も増していて、おやつに最適です。 甘栗もいいですね。砂糖を使っていない、その食材自体の甘味ですから、 安心して食べさせられますね。 あ、今の時期は干し柿も甘くて美味しいですね~。 でも、子どもが嫌いな物だからと言って、食卓に出さない、というのも 考え物ですね? 親が「美味しい美味しい」と言って美味しそうに食べるところを 見せていれば、そのうちに子どもも食べるようになるのでは ないでしょうか? くれぐれも「これ食べなきゃだめ!」と無理矢理食べさせないで下さいね? また逆に、お肉はその味を覚えさせない方がいいのではないでしょうか? 管理栄養士の幕内秀夫さんは、 「肉はまったく食べなくてもなんの問題もありません。 どうしても食べたかったら、安全な飼料、飼育方法で育てられたものに したほうがいいでしょう。当然、高価になります。高いのですから、 まれなお楽しみ程度にすべきなのです」 と、言っています。 【参考文献】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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