カテゴリ:塩パワーについて
「高血圧防止のために肉食をやめましょう」と言う医師がほとんどいない
減塩指導をしても血圧が下がらない例は数多く見ているでしょうに・・・・? 「塩分を控えましょう」という医師はごまんといるのに、 「肉食をやめましょう」という医師はほとんどいません。 これはどうしてなんでしょう? いい加減気付いてもいいはずなのにね? 「血圧は年齢とともに上がるといいますが、これは自然現象ではなく、 毎日の食塩の過剰摂取分が累積した結果だと考えられます」 と語るのは、荒川規距男氏(日本高血圧協会会長/福岡大学名誉教授)。 ここまではだれもが言いそうな論調ですね?注目してもらいたいのは次です。 「塩分を全く取らないヤノマモインディアンという 南アメリカに住む民族では、高血圧は認められません。 食塩のないところに高血圧はないのです」 と語っています。 そうでしょうか? 今回はこのことに対して大胆にも飯野は反論をします。 荒川規距男氏の発言はあまりにも安易すぎると思ったからです。 そこでヤノマモインディアンについて調べてみました。 ヤノマモインディアンは牛乳も飲んでいないのです。 ということは、 「牛乳を全く取らないヤノマモインディアンという 南アメリカに住む民族では、高血圧は認められません。 牛乳のないところに高血圧はないのです」 と言ってもおかしくはないでしょう? ここまではありきたりの論調ですね?注目してもらいたいのは次です。 塩は主食ではありません。牛乳も主食ではありません。 では彼らは何を主に食べているのか? そこのところが大切だと思うのです。 そういうことを抜きにして(無視して)塩だけを問題にするのは 説得力がありません。しかも彼らの主食、副食に関しては まったく言及していません。おかしなことです。 ヤノマモインディアンに関する情報を開示しているサイトから抜粋します。 >彼らの食生活はバナナあるいはイモが主体で、ナトリウムが >極めて少なく、カリウムは多い食生活をしていることがわかるが、 >このような生活で、血圧は最高血圧100mmHg前後、最低血圧60mmHg前後で、 >肥満もなく、肉体的には極めてアクチブであると報告されている。 【食塩摂取しない人々】より http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~sasakin/nao-h/salt15nai3-6-20.html ここにあるよう彼らが肉を食べていなかったとしたら、 「肉を全く取らないヤノマモインディアンという 南アメリカに住む民族では、高血圧は認められません。 肉のないところに高血圧はないのです」 と言ってもおかしくはないでしょう? しかしヤノマモインディアンは全くの非肉食ではないんです。 >彼らの主食はマンジョーカ芋や、青いバナナを焼いたり、 >ゆでたりしたものでした。 >男たちが弓矢を用いてのイノシシ猟に成功した時は、 >村の全員に獲物が分配されました。彼らには塩を始めとする調味料を >用いる習慣がありません。私にもイノシシのもも肉がおすそ分け >されましたが、お湯でゆでただけのものでした。 >塩や醤油でもかけたら、さぞうまかろうに、と思うものの、 >インディオ(=ヤノマモインディアン)たちの衆目の前で >誤解を受けるようなことは出来ません。 >観念して、剛毛のついたままのもも肉にかじりついたものでした。 【大アマゾン究極のグルメ】より http://www.hoshinot.jp/okamura/gurume.html ここで「イノシシ猟に成功した時は」とあるように、 猟に成功することは少なかったと思われます。 だからこそ、成功したときには村の全員に分配されるのでしょう。 もし毎日のように簡単にイノシシが捕れるのだったら、 お裾分けする必要はないでしょう? ということは肉食の頻度はとっても低いと思われます。 さらに、荒川規距男氏の言う、 「塩分を全く取らないヤノマモインディアンという 南アメリカに住む民族では、高血圧は認められません。 食塩のないところに高血圧はないのです」 という発言が、真っ向から否定される事実が、そう、 塩を摂りながら高血圧のない民族がいたのです。 それは次回にね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月29日 17時18分18秒
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