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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2007年12月04日
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いのちの食べかた』見てきました。
『OUR DAILY BREAD』←これが原題でした。これは聖書の言葉だそうです。
原題の方が映画の内容を適切に表しています。

監督はニコラス・ゲイハルター。
1972年オーストリア生まれで、20代で自身の制作会社を立ち上げ、
これまでに手がけてきた作品には、チェルノブイリ原発や
世界の未開文明を追ったものなどドキュメンタリーも
多数あるのだそうですよ?
それで今回の作品は、取材が困難とされる食品生産工場に潜入し、
約2年間かけて取材を試みた、とのこと。
ニコラス・ゲイハルター監督自身としては、
初の日本公開作品となる、という。

上映している映画館がと~っても少ないので、見たくても見られない、
行くには交通費がべらぼうにかかってしまう、という方も多いと思います。
私の場合は、宇都宮テアトルで上映していたので、ラッキーでした。
あ、ここでは12月7日までやってます。
1800円と思って2000円を出したところ、
朝一番の上映なので1000円で見られました。ラッキー。
(でもね、11月24日からは朝一番しかこの作品は上映してないんだよね~)

さて、この映画、どなたにも勧められます。
はっきり言って、文部科学省推薦映画にしてください!

ということです。
そうして全国の小・中学校・高校で上映して下さい、
「食育」の教材の一つにしてください、
ということです。

理由は、

1. 監督はベジタリアンでも何でもない(中立の立場である)
2. 野菜の生産も肉の生産も平等に扱っている
3. 「食」(植物性・動物性共に)の生産の過程が分かる
4. ナレーションがない。字幕もない。よって見る側にその判断がゆだねられる

ということです。
初めは、ナレーションがないから何をしているのかわからない、
って思うシーンもありましたよ。でも、見終わって、
ナレーションを入れてはいけないと思いました。

ナレーションなし。字幕なし。さらに音楽なし。
ただただ私たちの食品が生産される過程を映し出しています。
それだからこそすごい、これだからいいのだ、と思いました。

まったく中立の立場です。それだからこそ、

文部科学省推薦映画にしてください!

ということなのです。

さらに報告したいことは、

残酷なシーンは全然ありませんでした、

ということです。

私はきちんと目を開けて全部見ていました。

確かに、
「豚のお腹を機械のナイフが下から上に裂く。内蔵がむき出しになる」
そういう映像はあります。
牛の帝王切開のシーンもあります。
しかしそれらは日常的なことなのです。

私たちの「糧」を作っているのですから。

それを残酷だ、とかわいそうだ、と思わせようという意図はいけないと思います。
この映画にはそういう意図(屠殺は残酷だ)は感じられません。
あくまでも中立の立場を守っています。
ただ事実を撮っているだけです。

現在いろんな方がこの映画に関する意見を発表しています。
ラジオでもやりました。
それを紹介しますのでぜひお聞き(お読み)くださいね?

「コラムの花道」(音声)

映画瓦版・いのちの食べかた

頭切られて腹裂かれる・・・牛や豚の「加工」現場、生々しく

You Tube でも一部見られます。

「いのちの食べかた」公式サイト


   





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最終更新日  2007年12月04日 20時52分02秒
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