カテゴリ:牛乳・乳製品について
「食育基本法 第一章 総則」には以下のように書いてあります。 第六条 食育は、広く国民が家庭、学校、保育所、地域その他のあらゆる機会とあらゆる場所を利用して、食料の生産から消費等に至るまでの食に関する様々な体験活動を行うとともに、自ら食育の推進のための活動を実践することにより、食に関する理解を深めることを旨として、行われなければならない。 この中の太字の部分。これは酪農であればなんでしょうか? 牛の乳搾り体験でしょうか? しかしながら、現実には手で牛の乳を搾っている酪農家は ほとんどいないのではないでしょうか? では牛乳の生産について簡単にその行程を見ていきましょう。 仔牛が産まれます。 しかしその仔牛が母牛の乳を飲めるのは生後一週間だけです。 なんででしょうか? 一週間は初乳がでるからです。初乳には仔牛を病気にさせないための 免疫が含有されているのです。 これは人乳(ヒトの母乳)の初乳も同じですね? ではなんで仔牛は初乳を過ぎたら牛乳を飲ませてもらえないのでしょうか? そのままずうっと仔牛に牛乳を飲ませていたら、 人間に売るための牛乳が取れない。 そうです。牛乳は商品なのです。仔牛に飲まれては困るのです。 だから、仔牛はもうお母さんの牛乳は飲めないのですね。 その後は人工乳(代用乳)で育てるのです。 子供を産んだお母さん牛は、子供を引き離され、ただひたすら 人間が飲むための牛乳を出し続けます。その期間約300日。 おっと、その前に、仔牛を産んだ後2~3ヶ月後には次の妊娠が 待ち受けているんですね。 それで、2~3ヶ月後には人工授精によって妊娠させられます。 出産前の2ヶ月間のみ、胎内にいる仔牛への栄養補給のために、 搾乳を休みます。(これを乾乳という) ということは、一度仔牛を産んだ母親乳牛は、13ヶ月おきに 妊娠させられ続け仔牛を産まされ続け、乾乳期間を除いて、 役目が終わるまでの5~6年間お乳を搾り取られ続けるのです。 それでもう子供も産めなくなったら、 牧場で悠々自適に草をはんで余生を送る・・・ なぁんてことはあるわけありません。 お肉になるのです。 みなさんがスーパーの肉売場で目にする「国産牛」。 あれって約6割がホルスタイン(役目が終わった乳牛)なんだそうです。 だったら「ホルスタイン」ってちゃんと表示してよ! って思いませんか? ちなみに乳牛から雄が生まれたらどうなるか、ご存じでしょうか? 多くの方はそんなこと考えたこともないと思います。 生後一週間でヴィール(食肉用仔牛)産業に売られていくのです。 【関連サイト】 もう、止めましょう「牛権」蹂躙! http://plaza.rakuten.co.jp/kennkoukamukamu/diary/200712120001/ こちら↑にはもっと具体的に書いてあります。 牛乳がダメなわけ【安保・新谷対談(10)】 http://plaza.rakuten.co.jp/healthycyuunen/diary/200706140000/ 牛乳について:母と子の教室での相談事例 http://education.chase-dream.com/shokuiku/example-milk.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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