カテゴリ:牛乳・乳製品について
牛乳、カルシウム、骨粗鬆症、どっちがどっち?
この論争には終わりがないように思えます。 そういうことで「牛乳を別の観点から見た方がいいのではないですか?」 ということで、最近牛乳関連の記事を書きました。 http://plaza.rakuten.co.jp/shokuikublog/diary/200712070000/ 今日(2007.12.26)の読売新聞の「医療ルネサンス」で、 奇しくも取り上げられていますね。牛乳が。 「読者の反応」ということで、過去の同記事に対する読者の反応、 ということで、「骨粗鬆症」が取り上げられています。 なんでも、「超寿宣言・骨粗鬆症」(8月27~31日)の中で、 牛乳の効用を取り上げたところ、読者から、 「牛乳を飲めば飲むほど骨粗鬆症になるという話だが、本当か」 という質問が寄せられたという。 まず第一に、新聞社に質問を寄せたことは間違いですね。 新聞が「牛乳は骨粗鬆症の原因だ」とも「原因かも?」とも 絶対に書かないから。だから絶対にそういう回答はしないでしょう。 自分で調べるべきでしたね。 あ、例の「公開質問状」に対する新谷弘実氏の回答に対する 「牛乳乳製品健康科学会議 折茂会長コメント」の中には 次のように書いてありましたね? 「新谷医師の著書によって、消費者は明らかに混乱しました。 一例ですが、私どもの事務局や乳業メーカーなどには、不安を感じながら 成長盛りのお子さんに牛乳を与えている親御さんから質問が寄せられました」 質問を寄せる先が間違いでしょう。本当に牛乳を疑ったのならね? おそらく、質問を寄せた方々は牛乳神話から解放されないまま、 牛乳は子どもに飲ませても安全ですよ、という回答を期待して j-milkへ問い合わせたのでしょうね? そうして「牛乳は安全であるから飲ませなさい」という回答をもらって、 安心してまた牛乳を飲み、子どもにも飲ませていることでしょう。 しかしながら、「病気にならない生き方」を読んで実践した方もいるはずです。 つまり、牛乳をやめた、乳製品も食べないようにした、という方。 そう言う方が健康を害した、という話はとんと聞いていません。 話題にもなっていません。問題にもなっていません。 話を戻しましょう。 「医療ルネサンス」の記事でしたね? この記事、要するに、牛乳を擁護しているのです。 なにせ、見出しが、 【「牛乳は有害」説 根拠なし】 というものですから。 例によって北海道大名誉教授(畜産化学)の仁木良哉氏の言葉が引用されています。 「牛乳が健康に悪いとする科学的根拠は、探してもなかなか見つからない。 そもそも数千年もの昔から、人類が命を支えるために摂取してきた 乳製品を悪者に仕立て上げるのは、理解に苦しむ」 ということです。この文章はなんだか読み飽きた感じがするほど、 至る所で目にしてきました。 この仁木氏による牛乳論はたくさん「???」なところがあるのですが、 「医療ルネサンス」に引用されたこの文章の中にも、あります。 赤色字の部分が私の不思議に感じる表現です。 あ、このくだりを記者が要約した形じゃなくて、 仁木氏が述べたそのものを読んだら、さらに「???」な点が分かると思いますよ? >子牛のための牛乳と食品としての牛乳の意義を混同している。 >人類は牛を紀元前数千年前から家畜化し、牛乳を食べ物として利用してきた。 >牛乳は気候条件や土壌に恵まれない国や地域の人々の命を支えてきた。 >この優れた食品である牛乳の利用がなぜ自然の摂理に反するのか。 ツッコミを入れたくなるのですが、やめておきます。 牛乳には危険がいっぱい? 私の牛がハンバーガーになるまで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月26日 21時28分14秒
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