テーマ:食べ物あれこれ(50376)
カテゴリ:肉について
時々『美味しんぼ』を読み返しています。
新たな発見が少なくありません。 「へえ、あの当時にすでにこのことを言及してたんだぁ」 ということもあります。 しずかはたか子の娘。たか子は誠の婚約者。 誠はゆう子の兄。 しずかは国際テレビの料理コンテストで、地区代表に選ばれた。 全国6位までに入賞すると、親子でヨーロッパに行ける。 ゆう子:地区代表になったなんで、すごいじゃないの! しずか:ただ、美味しいというだけじゃ、ダメなの。 "21世紀の食生活を豊かにする料理"という条件が ついてるの。 ゆう子:しずかちゃん何を作ったの? しずか:トウモロコシ料理よ。 というのはね、21世紀になると人口が増えて、 世界中が食料難に苦しむと言われているでしょう。 ところが、世界中にアメリカ風の食週間が広まって、 肉食が盛んになって来てるわ。 でも、肉食ってとても不経済なのよね。 飼料の中でも多いのはトウモロコシなんだけど、 1kgの牛肉を得るために、トウモロコシを 25kg以上使うことになるんですって。 ゆう子:まあ、そんなに! しずか:だから私、考えたの。 人間がトウモロコシをもっと上手に食べたら、 そんなムダをしないですむから、21世紀になって 人口が増えても、食料難にならずにすむんじゃないかって・・・。 しかしながらしずかの最後のセリフは解せないですね? 赤字の部分、何言っているのか分かりません。意味不明です。 あ、そうか。 雁屋さん(原作者の雁屋哲氏のこと)、 逃げましたね? 妥協しましたね? 畜産業界に手心加えましたね? ゴロニャンしましたね? そこで飯野が次のように勝手にセリフを替えてみました。 勝手にセリフ変更その1 しずか:だから私、考えたの。 人間が牛肉をもっと上手に食べたら、 そんなムダをしないですむから、21世紀になって 人口が増えても、食料難にならずにすむんじゃないかって・・・。 これでもちょいと弱いし具体性に欠けますね? 勝手にセリフ変更その2 しずか:だから私、考えたの。 人間が牛肉を食べなくなれば、 そんなムダをしないですむから、21世紀になって 人口が増えても、食料難にならずにすむんじゃないかって・・・。 『週刊ビッグコミック スピリッツ』 「野菜が危うい〈後編〉」('98年第27号掲載作品)より 単行本では以下の号に掲載されています。 美味しんぼ(69) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月18日 18時45分02秒
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