テーマ:食べ物あれこれ(50376)
カテゴリ:野菜について
東西新聞社のアルバイト、天野。(二浪で学費を稼ぐためにアルバイト)
しかし天野はなぜだか口をきかない。 東西新聞社を辞めて大衆食堂に勤めるも、ここもクビ。 話を聞くと、岩手県出身でその訛を人にばかにされることから、 口をきかないようにしているということ。 しかし、天野は民謡祭で優勝したことがある。 そこで山岡が焼き芋売りを勧める。 リヤカーで得意ののどで「いしやきいも~」を連呼して 人気の焼き芋屋となる。 さて今日の記事は焼き芋。焼き芋のススメ。 みなさん、焼き芋を食べましょう。 一行が焼き上がった焼き芋を食べる。 栗田:わあ、いい香り! 山岡:この焼き芋は「金時」だね、中が黄金色だ! 元締め:さつま芋もいろいろ種類があるんだよ。 ほら、これが今食った「金時」。 なんといっても色が黄金色できれいだし、 ホコホコしているので人気があるね。 ほかに「高原十四号」「農林一号」の説明をする元締め。 栗田:ああいい香り。どうしてこんなに甘くて 香ばしい匂いが出るのかしら? 山岡:これは石焼き芋ならではのものなんだ。 まず石を熱して、その石の熱で丸のままの芋を焼く。 だから熱は急速には芋に加わらずに、 徐々にじっくりと加わっていく・・・・。 そうすると、芋の中の糖化酵素がデンプンを糖に変える。 さらにその糖分がこげて、よい香りを出すんだ。 栗田:でも美味しいのはいいけれど、太っちゃうから 女性にとっては困りものだわ。 山岡:なに言ってんの!さつま芋は適量取っていれば、 女の人を美しくするんだぞ。 栗田:どうして? 山岡:芋の繊維は便通をよくする。 便秘は美容の大敵だからね! それにさつま芋は、トマトやレタスやキュウリなんかより、 はるかにたくさんビタミンCを含んでるんだぜ!! 栗田:へえ・・・・、でもビタミンCは熱に弱いんでしょ? 焼き芋にしたら、壊れちゃうんじゃない? 山岡:それが違うんだな。 さつま芋の場合は、デンプンが膜のようにビタミンCを 包み込んで守るんだ。そのためにも石焼き芋は 理想的な料理法なんだよ! じっくりゆっくり熱を加えるから、デンプンが ビタミンCを包む膜を作る時間的ゆとりがある。 しかも丸ごとだろう?同じさつま芋でも小さく切って ゆでたりしたら、やはりビタミンCは流れちゃうしね。 栗田:なるほどねえ、石焼き芋って素晴らしいのね!! じゃあこれから安心して食べよおっと! 【出典】 美味しんぼ(15) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月20日 20時06分20秒
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