テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:種差別・動物解放について
霜降り肉の作り方
このブログは【食育blog】ということなので、 食糧の生産に関わることにも言及しています。 現在の食育では、農家へ行ってほんの一部の農作業体験などや、 牧場へ行って乳絞り体験などを、子供たちにさせているようですね。 あ、そうそう、「わくわくモーモースクール」というというのもあって、 酪農家が学校に牛を連れてきてくれて触れあい体験をさせてくれるのですね。 しかしながら、そういうことで本当のことが分かるとは思えません。 日本では霜降り肉が珍重されています。 この霜降り(=脂肪交雑)の肉はどうやって作るのでしょう? 「ビールを飲ませているのをテレビで見たよ」 でもビールを飲ませれば霜降りになるのか、っていうと、 関係ないんですってね。じゃあ、なんでビール飲ませるのでしょうか? 一つは話題性のため。そして一番の理由は夏場は牛が食欲がなくなるので、 ビールを飲ませる。そうすると食欲がさらに増すんだって。 なあんだ。エサをもっともっと食べさせるためだったんだ。 そうだよね。食べさせないと太らないものね? 霜降り肉を作るにはいろんなことをやるんだわあ。 まず遺伝的要素。脂肪交雑の高い遺伝子を持つ系統であること。 雄、雌ともに去勢をする。 月齢を長くすると脂肪交雑は多くなるが、えさ代がかかるので、 肉の値段も高くなる。 濃厚飼料を与える。 粗飼料は青草よりも乾燥草のほうがよい。 運動をさせず、安静を保つ。 ストレス、闘争を抑制する。 過密飼育を避ける。 温度管理をしっかりする。(高温では食欲が低下する) 風に当てない。(体表面から熱エネルギーが奪われる) そして一番大切なことが、ビタミンAを与えないことなんだって! ビタミンAは筋肉に脂肪が付くのを抑える働きがあるのだそうです。 (これって生体防衛の自然の営みです。筋肉にサシが入る方が異常なのです) しかしながら全然与えないと牛は失明して最悪死んでしまうので、 ビタミンA給与を制限する、ということです。 これが難しいそうで、多すぎるとサシがうまく入らない。 不足しすぎると牛に夜盲症や発育不良、筋肉水腫などが発生するという。 ひどい場合は失明してしまうそうだ。 これって、 鉄分が極端に制限されるヴィールと同じではありませんか? 要するに霜降り高級和牛というのは、 【正常な生育を阻害された牛】ということですね。 運動不足で肥満体、ビタミンA不足で病気一歩手前の あるいはすでに夜盲症にかかっているかもしれない不健康な牛、 ということです。 それが証拠に、こういった牛のレバーは廃棄されるそうです。 何故かというと、膿傷が多いからなのだそうです。 だから食用にはならない、ということです。あらまあ・・・・。 肝臓が冒されているっていうことは・・・・? それでもあなたは霜降り肉を食べたいですか? 【参考サイト】(2)脂肪交雑 【参考ブログ】ヴィール(veal)の過酷で悲惨な生涯(飯野の姉妹ブログです) http://plaza.rakuten.co.jp/healthycyuunen/diary/200509200001 子牛の肉が出来るまで http://vegelife.seesaa.net/article/9367720.html 動物の命は人間より軽いのか 死体の晩餐 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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