テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:ご飯パワー
なんと米粉パンを給食に導入しようとしている自治体が
少なくないのですね? びっくりです。 その意味づけ?理由づけ?言い訳?が変ですね? ちょいとウェブサイトから米粉パンに関する記述を拾ってみました。 >学校給食に地元産米を使用した米粉パンを導入することで、 >安全・安心な食を通した食育、米の消費拡大、 >地産地消による農業振興を推進する。 >子供達のパンも食べたいという希望があることと、 >献立の多様さを求める保護者の声を考慮して、 >15年度から週2日米粉パンを導入することを決定し、 >同年4月から実施した。 >町内産米粉パンの給食への導入による >日本型食生活の推進と、食育の推進 >県産米の消費拡大や食育の推進等に向けて、今後「米粉パン給食」が >さらに拡大するよう期待しているところです。 どこが変なのか、言わせてください。 >安全・安心な食を通した食育、米の消費拡大、 米粉パンの材料を見てみましょう。 >米粉パンの材料 >パン用米粉ミックス……300g >砂糖……20g >食塩……5g >ドライイースト……8g >無塩バター……20g >水……240g >卵黄……1個分 これとご飯とを比べたらどちらを子どもに食べさせたいですか? ご飯は添加物なしです。 >地産地消による農業振興を推進する。 地産地消ならわざわざ米を粉にしてパンを作る必要はありませんね? ご飯を炊けばいいだけのことです。 >献立の多様さを求める保護者の声を考慮して、 つまりいろんな食品を食べさせたい、ということですね。 それは正しくありません。 ご飯を主食にする。ご飯に合うおかずを食べる。 これこそがヒトの食性に合った食べ物なのです。ところが、 パンに合うおかずは人間の食性には合わない食品が多いのです。 >町内産米粉パンの給食への導入による >日本型食生活の推進と、食育の推進 前述して通り、米粉パンであろうと、 パンである以上、それに合うおかずは日本型食生活になりません。 よって食育にもつながりませんね? >県産米の消費拡大や食育の推進等に向けて、今後「米粉パン給食」が 県産米の消費拡大だったら米飯にすれば済むことですね? なにもそれを粉にしてパンを焼く、という面倒な(コストのかかる) プロセスを取る必要はないでしょう? >食育の推進等に向けて 「食育」という言葉がいいように使われていますね? イメージ広告と同じです。 だいいち、米粉であろうと小麦粉であろうと、 パン食が「食育」につながるとは思えません。 パンが食べたかったら自宅で食べて下さい。 検索していたらこんなサイトを見つけました。 その通りだ、と思うので以下に引用しますね? ====引用ここから==== 2.米粉パン学校給食導入促進として、 現在、小野市ほか4市1町に対し、 増加する材料費の一部を助成されているが、 この米粉パン導入が米飯給食拡大と同一に扱われることに疑問を持つ。 米の消費拡大推進のために「おいしいごはんを食べよう県民運動」が 県内に定着しているのは、ただ米の消費拡大だけでなく、 ご飯が健康作りにとって大きな有用性をもたらすことが実感 できるからである。さらに、 米粉パンの副食が、米飯の副食と異なること も明らかであり、食育を推進する本県として、 学校給食への米粉パン導入について、どのような認識を持っているのか伺う。 また、学校給食が子どもに与える影響を考える時、 食材を提供する農林水産部と教育委員会との協議により 進めることが先ではないか。 (太字は飯野が設定) http://www.sumienet.jp/gikai/tokubetu_k0611a.htm#02 ====引用ここまで==== 誰のサイトかと思いきや、兵庫県議会委員の掛水すみえさんのサイトでした。 子どもの体が危ない マンガでわかる〈食育〉 子どもおやつ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月16日 14時32分39秒
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