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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2008年04月03日
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カテゴリ:ご飯パワー
幕内秀夫さんが、吠えています。
みなさんの自治体では給食費値上げの動きはありませんか?
幕内さんが書いたタイトルのチラシの一部を紹介します。
(太字が引用です)


パン給食が米離れをつくってきたより

米の消費量は、昭和37年をピークに長期的に減少してきました。
昭和37年には1人当たり年間119キロ、平成14年には
62.7キロと、わずか半世紀で半減しています。パンやラーメン、
パスタなど、主食の選択肢が増えたことが理由の一つであることは
言うまでもありませんが、もっとも大きな要因となったのが、
家庭の朝食にパン食が定着したことです。

ではなぜ、パン食がそれほど浸透したのでしょうか。
背景は様々ですが、地域や家庭環境など個別の状況に
かかわらず、私たちが影響を受けてきたことに学校給食の
パン食があります。多くの日本人は、「教育」という名の下で
行われる学校給食によって、パン食を覚えさせられてきたのです。

米の消費が半減する間、パンに合う食肉加工品や乳製品、
油脂類などの消費は増え、伝統的な食品や調味料などの
消費が減りました。パンに梅干しやこんにゃく、納豆、焼き魚、
野菜の煮物などは合いません。パンを食べながらお茶を飲む人も
少ないでしょう。パン食が増えた結果、米の消費が減っただけでなく、
日本の食料自給率も39%にまで落ち込んだのです。

戦後の学校給食は、脱脂粉乳とコッペパンが中心でした。
当時の食料事情は厳しく、それでしかたなかったかもしれません。
しかし、今は違います。日本人の主食を守ってきた稲作農業が
米価の大暴落で苦境に立たされている中、なぜ、学校給食費を
値上げしてまでパン給食を続けるのでしょうか。しかも、
ほとんどの自治体は、「食育」や「地産地消」の予算を
設けています。米の生産地では、朝食欠食の改善を目指した
「めざましごはんキャンペーン」など「米の消費拡大」のための
予算も使っているはずです。

こんな矛盾をいつまで続けるのか、各自治体の首長や教育関係者の
方々には、本気で考えていただきたいと思います。



全文は以下からダウンロードできます。
http://www8.ocn.ne.jp/~f-and-h/kyusyoku/img/kyusyokuhi-2.pdf

この文章は自由に使ってかまわないそうです。
もしあたなの自治体で給食費値上げの動きがありましたら、
これを使って反対して下さい。









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最終更新日  2008年04月03日 20時04分58秒
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