テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:日本人は何を摂るべきか?
まず、脂質の摂り方には、ある種の勘違いがありますね?
炭水化物もタンパク質も食物を食べることによって摂取しているのに、 どうして脂質だけは、オリーブ油やなたね油、ごま油などのように、 植物から抽出された油から摂ろうとするのでしょうか? 脂質は、脂質が含まれている食品を食べることにで摂りましょう。 じゃあ、どんな食品に脂質が多く含まれているの? 食品中に含まれる脂質の割合は以下の通りです。 イモ類 1.2~5.2% 果物 5~10% 穀類 5.5~8.5% 野菜類 3~18% 豆類 5~45%(大豆が45%でほかの豆類は5~6%) 木の実・種子類 72~96% 植物油 100%(抽出したのだから100%は当たり前だ) 動物性食品は以下の通り。 牛肉 22~86% 豚肉 15~66% 鶏肉 14~23% 牛乳 51% チーズ 72% 魚類 20~72% 鶏卵 61% (『五訂増補食品成分表2006』女子栄養大学出版部 より) さらに、その量です。一般には以下のように言われています。 「三大栄養素のエネルギーそれぞれのエネルギー量が、 日本人にとっては、炭水化物60~68%、たんぱく質12~15%、 脂質20~25%が理想的といわれています。」 WHOでは、脂質10%以下をすすめているそうです。 さらに、予防医学を重視するアメリカの心ある医師たちは ほんの少し脂質を控える程度では心臓病や脳卒中・癌・ 糖尿病を予防する効果がないことから、脂質は総摂取カロリーの 10%以下を目標とし、動物性食品の摂取を控えるだけでなく、 『ノー・オイル』を心がけるよう、声を大にして訴えているそうです。 松田麻美子さんは、次のように述べています。 「ヘルシーと信じられているオリーブ油やキャノラー油でも 高脂肪食品であることには変わりありません。 精製過程で酸化予防に役立つ微量栄養素(ビタミンC,ビタミンE, セレニウムなどの抗酸化物質やファイトケミカル類など) のほとんど、またはすべてを失っているために、細胞をガン化 させてしまうフリーラジカル(活性酸素)の製造を増やし、 ガン細胞の形成や増殖を助長してしまいます。植物油だからといって 安心はできないのです」 「厚生労働省の『食事摂取基準』に掲げられている脂肪の 目標値(18~29歳の女性は20~30%、30~69歳の女性は 20~25%)では、女性の体特有のトラブルはもちろんのこと、 肥満や病気から完全に解放されることは期待できません。 食事に動物性食品が少しでも含まれていると、脂肪摂取量を 10%以下に抑えることは不可能です」 さらに脂肪摂取のために、次のように述べています。 「体が必要とするヘルシーな脂肪は、野菜や果物、未精製穀物、 木の実や種子類、豆類などから十分に摂取できます」 Q:でも、炒め物をするときに油敷くでしょう? A:そうですね。でも量は必要最小限にしたらいいですね? Q:それに天ぷらだってたまには食べたいよ~。 A:そうですね。たまにならいいのではないでしょうか? 新谷弘実さんは、天ぷらは衣をはがして食べる、と言っています。 ちなみにぼくは、ご飯(玄米)を炊く時に大豆、黒豆、 小豆を入れているし、 夕食では、ビールのつまみにナッツ類を食べているしで、 脂質の摂りすぎになっているかもしれません。 しかしながら、10%以下とか言われてもどうやって計算するの? って思いません? だからぼくは気にしていません。 それに一日2食だからね? さらに小食にするとなおいいんだけどね。 ちなみにジェイン・プラント博士は、料理に使う油は、 低温圧搾されたオーガニックのオリーブ油だそうです。 ちなみにぼくは市販されている普通のごま油です。 ごまの風味が好きなんですよ。 ということで、この記事のまとめ。 脂質は、抽出した油からはできるだけ摂らない。 食品から摂取する。 【参考文献】 プラント教授の乳がんとの闘い http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/janeplant.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月20日 20時47分07秒
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