テーマ:食べ物あれこれ(50376)
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東西新聞社文化部副部長の富井の息子、ヒトシは学校がイヤだと言う。
いじめっ子がいるから、ということでもない。 ヒトシ:牛乳がイヤなんだ。 ゆう子:牛乳? ヒトシ:給食に牛乳がついてくるの・・・。 ボク、牛乳大嫌いなんだ! それなのに先生は飲めって怒るんだ。 ゆう子:それで学校逃げて来ちゃったの・・・。 富井:ヒトシ、いつも言っているだろう、がまんして牛乳を 飲んでいればそのうちに好きになるって! ヒトシ:好きになんかならないよっ、くさいし、苦いし、 すっごくまずいんだもん。 富井:牛乳飲まないと大きくならないぞっ! アメリカ人が大きいのは牛乳飲んでるからだぞっ! ヒトシ:やだもん!牛乳なんか飲むのやだもん! 富井:ヒトシ!! 山岡:給食で出る牛乳って、そうまでして飲む価値が あるのかなあ・・・ 給食で出される牛乳は一橋牛乳で日本でも指折りの大メーカー。 しかし紙パック入りだという。 山岡:大メーカーの紙容器入りの牛乳か・・・、 それじゃ不味いのも当たり前だし、栄養だってどうかな? 富井:なにい、天下の一橋牛乳だぞ! それが不味い上に、栄養にも問題があると言うのか! というわけで、山岡はみんなを牧場へ連れていくことに・・・。 (着いた着いた牧場に) 山岡:場長さん、この子に本物の牛乳の味を 教えてやって欲しいんだ。 ヒトシ:牛乳なんか飲みたくないよ!! 場長:はっはっはっ、なんだ牛乳嫌いの子ですか。 どんな牛乳嫌いの子でもうちの牛乳を飲むと 牛乳好きになるよ。 ということで、ここの牧場の牛乳を試飲する事になりました。 ヒトシは初めは飲もうとしないのだが、 他の人が美味しそうに飲むので、まずはニオイを嗅ぐ。 ヒトシ:あれ? 給食のようなイヤな匂いがしないな・・・。 ヒトシ牛乳を飲む。 ヒトシ:これ牛乳じゃないよ!! なんだか分かんないけど、牛乳より美味しい物を 牛乳だと言ってボクをだましてるんだろ!? 場長:ヒトシ君、これはこの牧場の牛からとった本物の牛乳だよ。 なにも混ぜ物もしていない、正真正銘の牛乳なんだ。 ヒトシ:じゃ、どうして給食の牛乳とこんなに味が違うの? ヒトシは牛乳のお代わりをして、富井は喜ぶ。 ヒトシ:こんなに美味しい牛乳なら、ボク 毎日飲みたいもん! 富井:でも、確かにスーパーで買ってくる牛乳とは 味も香りも違うな。どういうわけだろう・・・? 山岡:それは・・・(つづく) 【出典】 美味しんぼ(10) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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