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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2009年04月21日
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食育においては、その年齢に合わせて本当のことを教えましょう。

そこで今回は、悲しむ存在を無くすために・・・・、

「種差別」を解消しましょう。

ということです。

「種差別? なにそれ? 初めて聞く」

という方もいるでしょう。

「種差別」とは、我々の種(人類)の成員に有利で、
他の種(ここでは動物)の成員にとっては不利な偏見
ないしは、偏った態度のこと。


簡単に言ってしまえば、

「動物なんて人間より下等な生き物。
煮て食おうが焼いて食おうが人間の勝手。
大量生産のためにはどんな劣悪な環境で
飼育しようが知ったことではない。
どうせ殺して食うんだから」

ということね?

それではあるサイトから拾った、
乳牛の一生の説明を通して種差別を考えていきましょう。

> 乳牛のほとんどは人間の手による人工授精で妊娠し、子牛を産みます。

そうです。強制的に妊娠させられちゃうのです。

> 子牛は13~16ヶ月成長すると、最初の種付けをして妊娠します。

人間の年齢に換算したら?
牛の寿命を25年として計算してみて下さい。
子供が産める状態になったら出来るだけ早く種付けするのです。
効率をあげるためにね。

> 妊娠期間は約10ヶ月。

人間とほぼ同じなんですね?
業者にしてみたらもっと早く産まれればいいのに、
と思っていることでしょう。効率をあげるためにね。

> 子牛は産まれると母牛と離され、子牛用の小屋で育てられます。

なぜでしょう?
子牛にお母さん牛のお乳を飲ませないためです。
なぜなら・・・、

牛の母乳は人間が飲むためのものだからです。

子を引き離さた母牛は、とぉ~~~っても悲しむそうです。
その様子を『私の牛がハンバーガーになるまで』から引用しますね?

酪農牛の1602(牛の番号。名前は付けない)がオスの子牛を産みました。
(太字が引用)

子牛を舐める1602の姿に夢中になっていたため、
ジェシカが牛舎にやってきて子牛を連れ去るまでの時間がほんの数分
のように感じられたが、腕時計で確かめてみると、実際には
40分かかっていた。子牛が母牛といっしょにいたのは
およそそれくらいだ。
1602は子牛が横たわっていた場所のにおいを嗅ぐと
柵まで歩いていき、鳴いた。四頭の牛があとからついていく。
次に桶から口いっぱいエサをほおばるとウォーターカップの
水をがぶ飲みし、ふたたび柵に近寄って鳴く。1602は牛舎を
数回まわり、もといたところに戻ってくると、もう一度
子牛のいた場所のにおいを嗅ぎ一声鳴いた。1602を除き、
牛舎にいるすべての雌牛が黙って立っている。1602は落ち着かない。
また柵に近づき、地面のにおいを嗅ぐ。そしてやさしく鳴き続ける。


本当は「鳴く」ではなく「泣く」という漢字が適切かもしれませんね?

こういうように、牛の習性を無視しているんです。
これが種差別です。さらに、

母と子の絆は強い、それが牛本来の自然な姿だ。子牛は一歳になるまで
ほぼずっと母親から乳をもらう。畜牛に関するある研究によると、
誕生後の5分間子牛と接触するだけで母牛の母性はぐんと強くなる
というし、また別の研究によると、一年後にふたたび出産しても
前に産んだ子との絆は絶えていないことがわかっている。

日が傾きはじめた頃、私は1602の子がどうしているかを
調べるため、雄子牛のブルペンへ行ってみた。雄子牛は
すぐに売り出されてしまうため、番号さえつけられない。
子牛はふるえながら、今日生まれた他の雄子牛たちと一緒にいた。
分娩牛舎のゲートの下に鼻を突きだし、ひっきりなしに鳴いている
牛がいる。あんなに鳴くのはどの牛なのか知りたくて、私は
ゲートに近づいて耳標を確かめた。1602だ。自分の赤ん坊が
そばにいることがわかっているのか。
生まれたばかりの子牛が母牛から引き離される様子は見るに忍びなく、
また、雄子牛がコンクリートの床の上でふるえる姿も哀れでならない。


あなたの子供が生後まもなく隔離されて育てられたら
どういう気持ちになるでしょうか?

こういう不幸で不憫で哀れな牛の母子を少なくするためにも、
ぼくは牛乳を飲む気にはなれない。

再び乳牛の一生に戻ります。

> 生後1週間は母牛の初乳を飲んで抗体をもらい、
> 細菌やウィルスから身を守ります。初乳というのは出産した
> ばかりの母牛の乳で、その後の乳とは成分が異なり、
> 子牛に免疫力を与える成分を含んだスーパーミルクです。

スーパーミルク?

何言ってんの?

ばぁ~っかみたい。

なにも牛だけが免疫力のあるミルクを出すわけじゃないんです。
こんなの哺乳動物にとっては当たり前のこと。
現在では人間も初乳を飲ませるようにと指導されていますよね?
免疫力を与えるためです。人間だってスーパーミルクなんだよね?
ほかの哺乳動物もスーパーミルクなんだよね?

そんなスーパーミルクならそれを人間のために販売したらいいじゃない?
免疫力のあるスーパーミルクだよ、って銘打って、
高額で販売すればいい。
でもそれはしないんだね。
なぜなら、この初乳を飲ませないと子牛は必ず
病気にかかってしまうからなのですね? 
そうなると酪農家は大損害を被るわけ。
だから初乳は必ず飲ませるというわけね?
しかし、母親の乳首からではなく、バケツから飲ませるのだよね~。

「お母さん牛の乳首から飲ませてあげればいいのに」

って思うでしょう?
だめなのです。
乳首から飲むのを覚えてしまうと、その後代用乳をバケツから
飲めなくなってしまうからなのです。
初乳をバケツであげるのは、その後のバケツ飲みための
トレーニングもかねているのです。

ここでも自然の母子の関係はないのです。

> 子牛は生後2ヶ月で離乳。生後13~16ヶ月で最初の種付けをします。
> 離乳から種付けまでの間の牛を育成牛と呼びます。いわば牛の青春時代。
> この期間だけ育成牛専用の牧場で放牧して育てることもあります。

この時期が乳牛の一生における唯一の唯一の唯一の幸せな時期ですね。

> 種付け後妊娠、出産した牛はその後280日~300日の間毎日搾乳します。

子牛には一滴もあげられない牛乳を、ただひたすら人間のためだけに
出し続けるのです。来る日も来る日も来る日も来る日も。
人間のためだけに人間のためだけに人間のためだけに出し続けるのです。

> 50日~110日頃が最もたくさんの乳を出し、その後徐々に減り始めます。
> 出産後40~60日たったら次の種付けをし、大体1年に1回分娩するようにします。

子どもを育てる喜びという本能も満たされないまま。
人間のためにだけ牛乳を出すという目的のために
毎年妊娠させられ子どもを産まされ続けるのです。

> 牛の胃袋は4つ。羊やヤギも同じ反すう動物で胃が4つあります。
> 4つのうち最も大きいのは第1胃で成牛で約200リットル、
> 牛乳パック200個分の容量です。食べた餌はまずこの第1胃で胃の中の
> 微生物によって分解され発酵します。

この段階でメタンを発生するわけです。それを牛がゲップをして
空中に放出するのです。そうしてメタンが地球上に充満して行くのです。
メタンは二酸化炭素の20倍も温室効果があります。

> 1頭の牛は分娩、泌乳、乾乳のサイクルを3、4回繰り返し、
> 大体5~6年でその役目を終えることになります。

役目がおわったらどうなるか?というと?

「ご苦労様、あとはこの牧場で悠々自適に余生を送ってね」

ということにはならないんです。

ハンバーガーなどのミンチ肉用に食肉処理場へ回されます。
さんざん牛乳を搾取された挙げ句、最後は殺されて食べられちゃうんです。

> 乳牛の体重は600~700kg。軽自動車1台くらいの重さですね。
> 一日に食べる量は青草だと50~60kg程度、乾草や穀物などを
> 混ぜたもので15~30kg。

これら、大量のエサをどこで作っているのでしょうか?
青草も穀物ももちろん地球上でです。その土地を人間用の食料栽培に
回したらどれほどの人間が餓死しないですむことでしょうか?

> そして一日に20~30リットルの乳を出します。
> フンの量も一日20~40kgと半端ではありません。
> 尿も6~12リットルは排出します。

フンの処理はどうやっているのでしょうか?
またフンからもメタンが発生します。

> 私たちにおいしいミルクの恵みを与えてくれる乳牛。
> その乳牛は人間の手で改良が重ねられ、

改良なんて人間にとって都合が良いからそう言うだけであって、
牛の側からみれば余計なお世話。むしろ改悪。可哀相なことなんだ。

> 現代では一頭が一年に数千リットルもの
> ミルクを産乳します。日本では白黒模様のホルスタイン種がおなじみ。
> 世界には環境や用途に合わせ、いろいろな乳牛が飼育されています。

ところで、乳牛からオスの牛が産まれたらどうするの?

妊娠もしないしお乳も出さないからすぐに売られていきます。
子牛の肉(ヴィール)として高級レストランで珍重されています。
あるいは国産牛肉として売るために肥育されます。
スーパーに並んでいる非銘柄牛肉、すなわち国産牛肉とあるのは、
ホルスタインの雄ということです。

動物に対するこういう扱い、これが主査別なのです。
こういうのはもう止めませんか?

死体の晩餐 動物の権利
「動物解放、種差別」に関する入門書です。ぜひ読んで欲しい一冊!

私の牛がハンバーガーになるまで
ジャーナリストが中立の立場で書いた、酪農、畜産の悲劇がわかる本。

牛乳は摂らない方がいい食品ですが、
どうしても牛乳、乳製品が止められない方は、ぜひ、
自然の環境で自然の餌で飼育されている乳牛の製品を選びましょう。







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最終更新日  2009年04月21日 19時25分14秒
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