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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2009年06月07日
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大人になっても乳糖を分解するラクターゼが分泌できる民族を基準にしたからです。
ラクターゼが分泌できる民族は人類全体からみたら20%くらいだそうです。
ということは、少ない方を基準にしてしまった、ということです。
乳糖不耐症、などというと、病名みたいに聞こえますが、
これはむしろ全くすこぶる極めて完璧に正常な反応なのです。

それなのに、乳糖不耐症を治す薬まで開発されているんだって。
ぼかあびっくりしちゃいましたよ。

日本全体が

「牛乳を飲みましょう」
「牛乳は健康食品」
「牛乳がダメならヨーグルトやチーズ」
「一日三回乳製品(3-A-DAYキャンペーン)」

という風潮になっています。

5月28日付け読売新聞の「健康プラス」より。

>(3)ヨーグルトで免疫力強化
>「牛乳を飲んだらおなかがゴロゴロする」という人がいるが、
>その原因となる乳糖も3割程度は分解されている。
>牛乳の苦手な人でも、おおむね安心だ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20090528-OYT8T00332.htm?from=os4

たった3割程度?
おおむね安心?

なんか変だなぁ?
そこで牛乳に相談だ、じゃなくて新谷さんに聞いてみよう。

安食:ヨーグルトは整腸のために積極的に食べている人が
   多いようですが、新谷さん、ヨーグルトはどうして
   いけないのですか?

新谷:ヨーグルトを食べ続けている人に話を聞くと、
   「胃腸の調子がよくなった」「便秘が治った」
   「ウエストがスッキリした」というようなことをいいます。
   そしてこの効果が「乳酸菌」のおかげだと信じています。
   ところがこの「乳酸菌のおかげ」というのが、そもそも
   怪しいのです。

安食:え? 怪しいのですか?

新谷:私がこうした「ヨーグルト神話」に疑問を感じるのは、
   臨床現場では、ヨーグルトを常食している人の腸相が
   けっしてよいものではないからです。

安食:ではなぜヨーグルトに「効果」を感じる人が
   多いのでしょうか。

新谷:その理由の一つに「乳糖」を分解するエンザイムの不足が
   考えられます。乳糖というのは乳製品に含まれる
   糖分のことですが、これを分解するエンザイム「ラクターゼ」は、
   年齢を経るごとに減少していきます。でも、これはある意味で
   当たり前のことです。なぜなら「乳」というのは
   赤ん坊が飲むものであって、大人が飲むものではないからです。
   つまり、本来ラクターゼは大人には必要ないエンザイムなのです。
   乳糖はヨーグルトの中にもたくさん含まれています。そのため、
   ヨーグルトを食べるとエンザイム不足から乳糖をきちんと
   消化しきれず、その結果として消化不良を起こします。
   つまり、ヨーグルトを食べると、軽い下痢を起こす人が
   多いということです。この軽い下痢によってそれまで
   腸内に停滞していた便が排出されたのを
   「乳酸菌のおかげで便秘が治った」と勘違いして
   しまっているというわけです。
   ヨーグルトを常食していると、腸相は悪くなっていきます。
   これは30万例の臨床結果から自信を持っていえます。
   その人がヨーグルトを常食しているなら、便やガスのにおいが
   強くなっているはずです。これは腸内環境が悪くなって
   きている証拠だと思ってください。くさいのは、
   毒素が腸内で発生しているからです。

安食:ありがとうございました。

それでは、もうひとかた、松田麻美子さんにも聞いてみよう。
松田さんは牛乳だったら下痢して早く体外に出してしまえるのですが、
ヨーグルトだと、(なまじ乳糖が一部分解されているものだから)
長く体内に沈滞して、ガラクトースを吸収してしまうことになり、
それが卵巣ガンリスクを高める、と述べています。

安食:松田さん、ヨーグルトを食べると卵巣癌にかかるリスクを高めるって、
   どういうことでしょうか?

松田:原因は牛乳に含まれる乳糖から分解されるガラクトースにあります。
   ガラクトースが特定の成長ホルモンの製造を過剰にして、
   その結果、腫瘍(ガン)の増殖を促進してしまうからです。

安食:女性の多くがヨーグルトや低脂肪乳、カッテージチーズなどを
   健康増進を目的に食べています。

松田:これらの食品には牛乳よりも多くの乳糖を含んでいます。
   ヨーグルトを勧めるのは最悪のアドバイスです。
 
安食:日本人は乳製品、特にヨーグルト、チーズなどを多食するように
   なってから、乳癌や卵巣癌、前立腺癌が増えてきました。

松田:そういう乳製品を摂ると、ガラクトースを実に効率よく
   取り込んでしまうことになります。ヘルシー食品として
   話題のヨーグルトをひとさじ食べるごとに、女性たちは
   卵巣ガンになるリスクを高めていることになるのです。

安食:ではどういう食事をしたらいいのでしょう?

松田:低脂肪・未精製のプラントベース(植物ベース)の
   食事をしていれば、ベストの腸内環境を保つことが
   できるため、あえてヨーグルトに頼る必要はありません。

★お二人の著書から抜粋して架空インタビューとして書きました。


★『病気にならない生き方』シリーズ、その他★



★松田麻美子さんの著書★






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最終更新日  2009年06月07日 11時22分26秒
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