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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2009年06月07日
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カテゴリ:食育について
タイトルの台詞は海原雄山。
美味しんぼ(102)の「究極と至高の行方<7>」の対決でのこと。

ゆう子:主菜の中の主菜が出るのね。

飛沢:それはいったい・・・・

出てきたのが三品。

審査員:ご飯に梅干しに味噌汁。

小泉:これが最後の主菜。

大原:なんだかはったりじみてるな。

飛沢:なぜこれが、主菜の中の主菜なの?

そこで、雄山がしゃべり始める。

雄山:日本人の食事の原点、すなわち「至高のメニュー」の原点、
   それは米の飯だ。
   日本人は、世界中の食文化を取り入れてわれわれ自身の
   食文化を豊かにしてきたが、米の飯、梅干し、味噌汁、
   このみっつだけは失ってはならぬ。

はい、この記事はここまで。安食の言いたいことは
これで十分伝わるでしょう?

とはいいつつも、皆さんにもっとよだれを流してもらうために、
続けます。

雄山:米は、昼食でむすび弁当を作ったときと同じ、
   有機栽培のミルキークイーンを、かまどを使って
   羽釜で昔通りに炊いた。

団:米粒がぴかぴか光っている。

三河:素晴らしい香り。

雄山:梅は紀州産の梅漬けの5年物だ。
   よく熟成しているから梅のまわりの梅酢がとろりとしている。

審査員:本当だ。また粒が大きくて立派だよ。

雄山:味噌汁の出汁を取った鰹節は、茹でて干し、いぶし、
   カビを生やして仕上げた日本人の叡智の固まり。
   さらに、海藻類を常食している民族である日本人には、
   ワカメを使った味噌汁は日本人の原点そのものだ。

陶人:言われてみれば、味噌汁は大変なものじゃな。

雄山:また、梅干しは日本人の食生活で重要な役割を果たしてきた。
   梅干しがなかったら、そもそもむすびなどというものが、
   存在し得ただろうか。
   日本は、食料の大半を外国に頼り、しかも食に対する
   道徳心も食文化の伝統も忘れている。
   だから、日本の食文化の原点としてこの三点を出した。
   私の説教にうんざりされているだろうが、
   ついでに説教をさせていただく。

京極:お、なんや?
   氷の固まりとこの刺身はスズキやな。

雄山:この氷は、製氷工場ではなく日光の自然の池で
   冬の寒さで天然に作った氷なのだ。
   ゆっくりとした結氷の間に不純物は沈み、
   きめが細かく、柔らかな味わいの氷が出来上がる。

団:そうか。見た目には同じ氷でも出来上がる過程で
  味が違うんだ。

雄山:刺身を氷の上にのせていただきたい。
   すると、スズキの洗いが出来る。

審査員:おお、刺身がちりちりになった。
    氷の上で洗いを作るなんて。
    以前、「水対決」の際に山岡君たちが卓上で洗いを作ったが、
    この氷の上で作る方がまるで豪快。

雄山:スズキは海の表面近くを泳ぐ。
   汚染された海で獲れたスズキは嫌な臭いがする。

京極:確かに、いやな油臭いスズキがあるな。

雄山:天地を乱すとこのスズキがまずくなり、天然氷も破壊される。
   これこそまさに「至高のメニュー」そのもの。
   "天地人"の価値を表すものなのだ。

審査員:すごい。これはすごい。
    「至高のメニュー」は天地人を常に考えているという
    冒頭の言葉の意味がよくわかったよ。

団:まいったな。ご飯と梅干しと味噌汁だけならまだしも。

陶人:氷の上で洗いを作らせるとはさすが雄山だ。

ゆう子:確かに私たちが卓上で作った洗いのはるか上をいくわ。

飛沢:最後にこんなものを用意されるなんて。
   先生のすごさです。

山岡:ぬぬぬ・・・

ここまでにしようか?長すぎて読むの面倒でしょう?

え?まだ読みたい?

雄山:デザートは細かく刻んだ干し柿を入れた、
   柚子の香りのアイスクリームだ。
   柚子の香りと干し柿の甘さが日本人原点だ。

審査員:柚子の香りと干し柿の甘さの調和がすごい。
    最後に、体中すっきりしてくれた。

飛沢:干し柿がアイスクリームの中で柔らかくなって。
   素晴らしい甘さです。

雄山:じつは今日お出しした料理のいくつかは・・・・

おっと、ここまででござ~る。本当におしまいでござ~る。
『美味しんぼ』はこの102巻で中断しているのだ。
最後に山岡と雄山が和解した、ということでニュースにもなった。
感動的だから是非読んでください。
そうして、続編が届くのを楽しみに待ちましょう。

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最終更新日  2009年06月07日 21時43分44秒
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