テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
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まずは新聞記事を読んで頂きましょう。
豊かな食生活による子供の肥満が問題化する中、欧州委員会が学校の食生活改善に取り組むなど、EU(欧州連合)では対策が広がっている。東欧のブルガリアでは昨年、学校の売店からジャンクフードを完全に追放し、肥満対策を本格化させた。果たして子供の食生活に変化の兆しはあるのか。現地で取材した。(津川綾子) 「以前はチョコやチップスがおやつだったけれど、今は健康に良いヨーグルトとミューズリー(シリアル食品)が好き」 ブルガリアの首都ソフィアにある第32総合学校5年のマリア・レシノバちゃん(11)が選ぶおやつは、昨年からこんなふうに変わった。 ブルガリア保健省は昨年7月、保健大臣による「生徒たちの健康的な食生活に関する命令」を発令。全国の小・中・高校の売店でケーキやクリーム入りのお菓子、炭酸飲料などの販売を禁じた。代わりに売店には、健康に良いとされる野菜入りサンドイッチや低脂肪ヨーグルトなどが置かれるようになった。 「もちろん娘は嫌がったが、親には歓迎すべき取り組み。いくら『体に良くない』と注意しても、学校の売店でジャンクフードを買っていたから」とマリアちゃんの母、スネジャさん(35)は胸をなでおろす。 ジャンクフード禁止に踏み切ったのは深刻な子供の肥満を防ぐためだ。ブルガリアの小学1年生(184校、3900人)の体重調査(2008年)では、30・6%が肥満で、重度肥満の割合は10年前より倍増。ブルガリア保健省のマーシャ・ガブリロワ公衆衛生部長は「学校が健康的な食習慣の手本を見せるべきだ」と禁止令の狙いを語る。 ◆体を作る大切な時期 肥満拡大の背景にあるのは89年の民主化以降、ファストフード店進出などによる食生活の“欧米化”だった。今や「アイリャン」と呼ばれるヨーグルト飲料より、甘い炭酸飲料を好む子は少なくない。 「ヨーグルトは好き。けれどコーラやジュースがもっと好き」。ソフィア市内のブレジチカ幼稚園で、クリスチャン君(5)が口の周りをヨーグルトだらけにしながら話した。 幼稚園では登園後、園児が朝食を取る。この日は約60人がパンと150グラムのヨーグルトを食べた。「他園ではジュースを飲ませる例もあるが、私は甘い炭酸飲料は与えない。体を作る大切な時期だからヨーグルトや牛乳など良いものを与えます」とハルバリエバ・イバンカ園長。野外活動の水筒の中身もヨーグルト飲料「アイリャン」だ。 保健省による“ジャンクフード禁止令”が対象としない幼稚園でも肥満対策は定着し、教育現場の意識は高い。 ただ、思春期の子供への浸透はこれからだ。ニコラ・コルチェフ鉄道交通職業高校(ソフィア)を訪ねると、トイレの床に大きな炭酸飲料のペットボトルが転がっていた。「ジャンクフードを校内に持ち込んでも罰則はない。取り組みは始まったばかり。体に良くないと根気よく説くまで」とウルシア・バシレバ教諭は話しながらペットボトルをゴミ箱に捨てた。 【用語解説】ブルガリア共和国 ヨーロッパ南東部、バルカン半島の国。首都はソフィア、人口758万人。国土は日本の約3分の1で、言語はブルガリア語。バラの精油が世界的に人気だ。 ヨーグルトは伝統食品で、ブルガリア最古の民族である古代トラキア人がヨーグルトを作っていたことが分かっている。1人当たりの年間消費量は日本人の6倍以上といわれる。そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトを使った冷製スープ「タラトール」など料理の食材でもある。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/health/423194/ 日本の子供もブルガリアの子供のように肥満になることは分かり切っているでしょう。 今から対策をしないといけないのではないでしょうか? 日本の現在の子供の状況からすると、10年後、今のブルガリアの状況に 至るのではないのでしょうか? 決して対岸の火事ではないのであります。 でも、厚生労働省はなんのアクションも起こさないでしょう。 だから、私達親が気づかないといけないのですね? 女性のためのナチュラル・ハイジーン 葬られた「第二のマクガバン報告」(上) 葬られた「第二のマクガバン報告」(中) 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月11日 19時34分07秒
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