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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2010年10月12日
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カテゴリ:塩パワーについて
これは日本では無理もないことでしょう。何故なら、
医師も栄養士も、先生も親も、スポーツインストラクターや
アマチュアスポーツの指導者に至るまで、ほとんどの大人が
そう認識していますから。


 スポーツ飲料などの非炭酸飲料は健康によいとの誤解が蔓延していることが、米テキサス大学(オースチン)の研究グループにより報告された。研究を率いた同大学公衆衛生学部助教授のNalini Ranjit氏は、「風味飲料やスポーツ飲料を多量に摂取することと健康な生活習慣は一致しないことを、消費者に教える必要がある」と述べている。この報告は、医学誌「Pediatrics(小児科学)」オンライン版に9月27日掲載された(印刷版は10月号に掲載)。
 今回の研究では、テキサス州の中高校生1万5,283人のデータを収集。このうち男子の22%、女子の17%が肥満であり、男子の83%および女子の78%が前日に砂糖入り飲料を1回以上飲んでいたほか、28%が炭酸飲料またはスポーツ飲料を1日に3回以上飲んでいることがわかった。研究グループは、このような飲料の摂取と、砂糖入りデザートや肉のフライ、ポテトチップスやフライドポテトなどの不健康な食品の摂取、野菜や果物、牛乳などの健康的な食品の摂取との関連を検討。また、これら飲料と運動との関連や、テレビ視聴、パソコン使用、テレビゲームなどの座って行う行為との関連についても調べた。

 その結果、スポーツ飲料を含めて砂糖入り飲料を飲んでいる子どもは座りがちな行動をする比率が高く、炭酸飲料を飲んでいる子どもは運動をせず、牛乳、果物、野菜などの摂取が少ない傾向がみられた。しかし興味深いのは、「Kool-aid(クールエイド、日本未販売)」や「ゲータレード(Getorade)」などのスポーツ飲料を飲んでいる生徒は、高レベルの運動をして健康的な食品を摂取する比率が高かったという。通常の炭酸飲料を飲む子どもには同様な関連はみられなかった。

 米グリフィンGriffin病院癌(がん)ケアセンター(コネチカット州ダービー)のSamantha Heller氏は「子どもも大人も、甘味飲料の摂取は適切であると混乱している」と指摘。「激しい訓練や試合、暑い中で運動をする若いアスリートにとってスポーツ飲料は重要なものだが、パソコンでの作業時や昼食時に甘い飲料を飲むのは余分なカロリーを摂取するだけ」と述べている。「ビタミン類や抗酸化物質、ハーブなどを添加して健康によいことをうたう製品もあり、人はそれを身体によいと思って摂取するが、ほとんどの場合は水を飲むのが最もよい」と同氏は付け加えている。

原文 [2010年9月27日/HealthDay News]

http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20101007hk001hk

「スポーツドリンクは最低です!」と言っている方は、
幕内秀夫さん以外には知りません。

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最終更新日  2010年10月12日 18時08分48秒
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