テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:少食について
風邪もインフルエンザも免疫力を上げたら恐くないんです。
ではどうしたらいいのでしょうか? そこで牛乳に相談だ、じゃなくて、鶴見隆史医師に聞いてみよう。 過食による免疫力低下は世界中で起こっている 過食の害は、世界的でも確かめられています。アメリカ、ミネソタ 大学医学部教授のマレイ博士は、飢餓状態は病原菌の感染を防ぐ ということを、イギリスの医学誌に報告しています。 博士らが飢饉の続くサハラ砂漠を訪れ、遊牧民に食糧を与えたところ、 まもなく突然にマラリアが発生したというのです。 その出来事を不審に思い調べてみると、栄養過多が感染症を 誘発したと見られる事象が世界的にあることが分かりました。 列挙すると、 ▼エチオピアのソマリアでも、飢餓で食糧供給が行われたときに、 マラリア、ブルセロージス、結核などが流行した。 ▼中世イギリスで流行った痘瘡は、貧しい人々より裕福な 人々に多く蔓延した。 ▼第一次大戦中に発生したインフルエンザは、十分に栄養を とっている人々の死亡率が最も高かった。 ▼1830年代の刑務所で行われた調査によると、十分に 栄養を与えられた囚人は、ほかの囚人より罹患率も死亡率も 明らかに高かった。 ▼インドでは乾期になると草木が少なくなって家畜は やせ細るが、そのとき家畜の罹患率は1年で最低になる。 モンスーンの季節になって新しい草が茂り、家畜が 太ってくると、急に流行病が多くなる。 同様なことは、日本でもありました。1995年1月に起こった 阪神淡路大震災です。 あのとき、助かって生き延びた人たちは体育館や学校に集まって 共同生活を余儀なくされたのですが、10日間ほどは流通が うまくいかず、それこそ飲まず食わずでした。ただし、 そのときは風邪一つ引かなかったのに、全国から食糧が 次々に届き、人々が飢餓をいやすべく腹一杯食べるように なったとたん、インフルエンザが大流行したというのです。 この話は神戸の何人かのドクターに直接聞いた話ですが、 高栄養が人間の免疫力を低下させることと、関係があるように 思えます。 年末年始は食べ過ぎてしまう罠がたくさんあります。 くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。 それから昨日の記事のように、動物性食品を極力避けて、 偏食を心がけましょう。これで風邪もインフルも予防できます。 『病気にならない生き方』シリーズです。まだ読んでいない方はぜひ読んでくださいね? 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月25日 17時32分40秒
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