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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2011年04月01日
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カテゴリ:ご飯パワー
今回はいきなり引用です。

「栄養の国際比較図において、日本がどのような
地位を占めているか確かめてみることにしよう。
一口にいって、それは世界の最低グループに属しているといってもいい。
デンプン質食品についてだけは、ほぼ飽和状態に達しているものの、
総摂取熱量も、東南アジア諸国を僅かに上回る程度。
動物性タンパクの摂取量は、たとえばアメリカの五分の一に過ぎない。
しかも、内容的にいうと、日本人の食べている動物性食品のうち
55%は魚に頼っており、畜産物は牛乳が20%、肉と卵が
それぞれ12%に過ぎない。これに対して外国(欧米)の場合は、
動物性食品の大部分が畜産物なのである。(中略)日本人の
食生活水準は、何故このように低いのであろうか。その原因の
一つは、明らかにわれわれの生活全体の貧しさにある」

これは昭和35年に出版された『食生活はどうなるか』(中山誠著・岩波書店)
からの引用です。

その後アメリカは肥満大国、病気大国になりました。

日本の食生活もアメリカ食になっていきました。

今の日本は癌を初めとする生活習慣病患者が増えつつあります。

しかるに、アメリカ人は気づき始めました。

「このままではいけない」

と。

実際に癌罹患率が減少しています。
実際に癌による死亡者も減少しています。

日本では増え続けています。

医師や、栄養士や、料理家や、ましてや国は、
健康に生きるための指針を教えてはくれません。
自分で気付かないといけないのです。

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最終更新日  2011年04月01日 17時20分03秒
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