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2011年07月19日
カテゴリ：食育について
たとえばチキンエキス。たしか「チキンラーメン」に入っていたと記憶している。
チキンエキスに限らないけど、この「エキス」ってなんだろう？ 広辞苑によりますと、 1.薬物または肉・骨・植物などの有効成分を水・アルコールなどに 溶かし出して濃縮したもの。 2.物事の精髄・本質。エッセンス。 ここでは１の方が当てはまるでしょうね？ ＞肉・骨・植物などの有効成分 とはなんでしょう？ 動物の場合は、 要するに屠殺されて商品となる肉や内蔵部分が取られ、 それ以外でクズ肉とされる部分や骨が出ます。 こういった部位を高圧塩酸処理、ないしは高濃度アルカリ処理 によってたんぱく質を分解するわけです。 これがたんぱく加水分解物というわけです。 肉の旨味成分を濃縮した物です。これをエキスと言うようです。 しかしチキンの場合は鶏のクズ肉を使わなくてもチキンエキスが 抽出ができるそうですね。それはなにか？ 鶏の羽毛を使うのです。羽毛も鶏の体の一部ですからね？ 塩酸と鶏の羽毛を高圧反応装置にかけて加水分解するそうです。 そうすることで、チキンエキスができるのだそうですよ？ エキスとは、 ＞物事の精髄・本質。エッセンス。 という意味なら素晴らしい言葉なのですが、食品添加物のエキスとは エキス＝クズと捉えた方がいいようです。 しかも「たんぱく加水分解物」は、あくまでも「食品」であり 「食品添加物」ではないことになっています。 なので「化学調味料不使用」と謳っている食品の原材料名を見て下さい。 確かに、化学調味料は使ってはいませんが、この「たんぱく加水分解物」が 使われているはずですから。 【参考文献】 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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