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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2011年08月24日
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皆無だったのかも知れない。記憶にないのだから。
ところが現代では、クラスに1人や2人、不登校の生徒がいても
珍しくはない。
じっと机に向かって座っていられない児童も珍しくはない。
食物アレルギー、喘息、アトピー性皮膚炎の子供も増えている。
うつ病も珍しくはない。
社会人の中にもうつ病は増えつつある。

それらの原因として食事の悪化を挙げている専門家は
どれほどいるだろうか?

そこで牛乳に相談だ、じゃなくて、キャロル・サイモンタッチさんに聞いてみよう。

かつて食べ物といえば、色鮮やかな果物や野菜、
褐色の穀物類、牛乳やバター、狩猟でしとめた野生動物の
赤身肉、自然の海や川で鍛えられた重量感たっぷりの魚をさした。
食べ物といえば、種まき、施肥、土かけ、草むしりに
汗を流した夏が終わると、庭から収穫できるものだった。
食べ物は、土壌の奥深くまで根をはり、その土壌には
大地を豊かにする生命が息づいていた。
かつて食べ物は柔らかな緑色の植物を糧とし、太陽に育まれた
命がきらめく清純な川の水を吸収していた。
かつて食べ物といえば、自分たちの体に力を与えるため、
病の時はいやすため、目的と労働に満ちあふれた一日が
終わった後には空腹を満たすために食べるものだった。
わたしたちは、体の奥深くからわき上がってくる必要を
満たすために食べた。空腹なときに食べ、空腹を満たしてくれる
食べ物をじっくりと味わった。
だが、今や食べ物は変わってしまった。
今日の食べ物は、パッケージや箱に入り、人工調味料や
着色剤にまみれた疑似食品で、わたしたちの肉体を奪い、
脳を赤貧に陥れている。製品の豊かな彩りや風味は
自然のよさではない。色彩は化学実験室のビーカーや
コチニールから来るものだし、風味はアリル・アントラニル酸塩、
イソプレゴール、リナリル安息香酸塩、メチルデルタイオノン
で作られたものだ。そして、肉汁やソースは、木の繊維や、
硫化ナトリウム・スルホサクシネートによる乳化作用により
濃厚にされている。こうした化学薬品は、発癌物質特性テスト
などを受けたものである。だが、脳の化学反応に与える影響に
ついての研究が成されたものは文字通りゼロである。

【出典】
クレージー・メーカー-脳を壊す食品をなぜつくるのか

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最終更新日  2011年08月24日 18時56分12秒
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