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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2011年10月18日
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カテゴリ:油脂類について
三大栄養素の一つである脂質
本日付けの読売新聞の記事です。

脂質の取りすぎに注意

 油はおいしい。記者(43)自身、トンカツ、焼き肉、油モノが好きだ。でも、取りすぎも気になる。

 私のある1日の食事を例に、管理栄養士で二葉栄養専門学校主任教授の小川万紀子さんに、栄養価を試算してもらった=イラスト=。1日の摂取エネルギーの中で脂質が占める割合「脂肪エネルギー比率」は33%。

 厚生労働省では、脂肪エネルギー比率を18~29歳は20~30%、30歳以上は20~25%にするよう勧めている。

 軽く基準をオーバーする自分の食生活に驚がくする。

 ただし、私のように、脂質取りすぎの人は少なくない。2009年の国民健康・栄養調査では、脂肪エネルギー比率が30%以上の人は成人男性で20%、女性で27・6%。08年調査より増えている。

 油の摂取量を減らしたい。

 「夕食をアジの塩焼き、里芋の煮物、ご飯にみそ汁と和風にすると24・2%に下がります」と小川さん。朝の目玉焼きをゆで卵に、トーストのバターを減らせばさらに減る。

ということで、この記者の
>私のある1日の食事
を見てみましょう。

朝食
バタートースト(6枚切り食パン1枚)、目玉焼き(卵1個)、トマト1/2個、カフェオレ
443kcal、脂質22.0g

昼食
レバニラ炒め定食(ご飯、スープ、ザーサイ)
560kcal、脂質19.3g

夕食
ポークカレーライス、コールスローサラダ、なし1/2個
959kcal、脂質30.8g

一日合計 1962kcal、脂質72.1g、脂肪エネルギー比:33.1%

ギョエ~! こんな食事をしていたら生活習慣病にかかるのは
時間の問題ではないか?

>「夕食をアジの塩焼き、里芋の煮物、ご飯にみそ汁と和風にすると24・2%に下がります」

「24.2%に下がります」?

あれれ? 先ほどの夕食の紹介では脂質30.8gという表記だったのに、
ここでどうして「24.2%」という、脂肪エネルギー脂質に変わるのだろうか?
グラム表記で比較してくれないと分かりませんよ。

>朝の目玉焼きをゆで卵に、トーストのバターを減らせばさらに減る。

笑ってしまいます。
卵はどういう調理の仕方でもあまり食べない方がいいのです。
バターを減らせばさらに減るけどバターをやめればもっとさらに減る。
そこで納豆トーストをお勧めしますよ?
トーストにしないでふわふわ食パンの方がおいしいと思います。
さらに引用します。

 グルメ番組で「軟らかくて、ジューシーな肉汁」と聞くと、反射的に「おいしそう」と思う私。でも、小川さんは「肉汁や軟らかさの正体は油。油と意識しないまま取りすぎている人も多いのでは」と話す。

 このように油好きな人が風味付けにさらに油を「ちょい足し」すると、脂質の取りすぎにつながるから要注意だ。魚油やオリーブオイルなど、健康に良いとされる油もあるが、小川さんは「油のカロリーは1グラム約9キロ・カロリー。多用すれば、カロリーオーバーになる」。

 具入りの油も、1グラムあたり7キロ・カロリー前後。私はパンチのある味を求めておかずにかけていたが、食材を鶏もも肉からささみへと、あっさり系に変える工夫も必要だと思う。

 でも、「油は悪者といった印象は間違い。量が大事なのです」とお茶の水女子大教授の近藤和雄さんはいう。脂質はエネルギー源になるほか、細胞膜を作るなど体に不可欠な成分だからだ。戦後に脂肪エネルギー比率が10%以下だった時は、脂質不足で血管の弾力性が乏しく、脳出血が多かったという。

 油はおいしく、体に必要だからこそ、考えて付き合いたいと痛感した。

(2011年10月18日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20111018-OYT8T00195.htm

>「肉汁や軟らかさの正体は油。油と意識しないまま取りすぎている人も多いのでは」

そうですね。肉を食べたら脂質過多になるのは明らかです。

>具入りの油も、1グラムあたり7キロ・カロリー前後。
>私はパンチのある味を求めておかずにかけていたが、
>食材を鶏もも肉からささみへと、あっさり系に変える工夫も必要だと思う。

食品メーカーは消費者の健康など考えていません。
美味しいからといって、油を使った調味料は安易に利用しない方がいいですね。
さらに言わせてもらえれば鶏肉のもも肉もささみも五十歩百歩です。
本当は、肉を食べない選択をすることが正解だと思います。

>油はおいしく、体に必要だからこそ、考えて付き合いたいと痛感した。

脂質は食品から摂るのがいいと思います。
とくに植物性の食品から。
なので、液体の油を使う料理は極力控えた方がいいと思います。

>戦後に脂肪エネルギー比率が10%以下だった時は、
>脂質不足で血管の弾力性が乏しく、脳出血が多かったという。

今は戦後の食糧不足の時代ではありません。
どうしてこういう時代を引き合いに出すのでしょうか?



大人のパン食も同様です。


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最終更新日  2011年10月18日 21時57分54秒
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