テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:牛乳・乳製品について
タイトルのことを言う栄養学者や栄養士や酪農家はさすがに
いまではいなくなりましたが、実際はある特定の意味では 牛乳は完全栄養食品なのです。 それは、「子牛にとっては完全栄養食品である」ということです。 同じように、 ヒトの乳、母乳は、人間の子供にとって完全栄養食品ということです。 逆に言えば、異なるほ乳動物の乳は異なるほ乳動物の完全栄養食品 とはならない、ということです。 ここで幕内秀夫さんに登場していただきましょう。 牛乳への過信は禁物 「牛乳は完全栄養食品、朝食が食べられないときには、せめて牛乳を一本」 実にたくさんの人たちがこう考えているようだ。朝、駅の売店で 牛乳瓶をわしづかみにして一気飲みしているサラリーマンを 見かけるが、この人たちもまた「牛乳イコール健康」という 迷信を信じているのであろう。私は牛乳に対する絶対的な 健康イメージ、これこそ何度も強調したいが、現代栄養学の 最大の”成果”ではないかと考えている。 ところで、最近コマーシャルなどでも*「完全栄養食品」という 言葉を耳にするようになっている。まずこのことから考えて みることにしよう。 完全栄養食品とは文字通り解釈すれば、 「これさえ食べれば他には何も食べなくても生活できる食物」 ということになるそんな便利が食物があるのだろうか・・・・・。 いわゆる自然食品愛好家の中には、「玄米は完全栄養食品」 という人を時々見かけるが、塩も水もとらないで何ヶ月も 過ごせるのだろうか。やはり無理があると思う。 真剣に考えてみて欲しい。 実を言うと、たった一つだけあるのだ。ただし年齢制限があり、 大人では無理である。こう言えば分かると思うが、 健康なお母さんのおっぱいから出る「母乳」、これは 正真正銘、完全栄養食品だ。大人のように、やれ主食は なにがいいとか、副食はなにがいいだとか考えなくても、 生命を維持し、成長する上で必要なものは全部含まれているのである。 まさに「驚異の食品」と呼ぶにふさわしいものである。 牛乳もまた完全栄養食品だ。しかし、人間にとってではない。 あくまでも牛の赤ちゃんにとっての完全栄養食品だ。 しかも、ビンや紙パックに入ったものではなく、母乳の乳首から 直接飲んだ場合に完全栄養食品としての価値があるのである。 考えれば考えるほど母乳というのは不思議なものである。 なにしろ味付けも調理もいらず、暖める必要も冷ます必要もない。 それでいて100点満点。その動物にとって最も都合良くできている。 それは各種動物の母乳成分を比較してみるとよく分かる。 【出典】 【送料無料】粗食のすすめ新版 *「完全栄養食品」という言葉を耳にするようになっている。 本書の初版発行は、1995年7月20日です。 かつては「牛乳は完全栄養食品」と言われていた時期がありました。 現在では酪農業界もその言葉は取り下げています。 おや?(社)日本酪農乳業協会のサイトに以下の記述がありました。 乳を唯一の食物とする哺乳中の幼い動物は、母親の乳のたんぱく質から筋肉をはじめ、体の組織をつくり、ミネラル中のカルシウムやリンなどから骨格や歯のような固い組織をつくります。このような体の主な組織の形成の早さ、つまり成長速度に見合った濃度で、それぞれの動物の乳の成分が構成されているのです。 自然の摂理といいますか、哺乳動物の乳は自分の子供の発育に適した乳成分組成を持つので、乳はその動物の子供にとっては、最高の食品ということになります。 【出典】 母乳は哺乳動物にとって最高の食品 http://j-milk.jp/library/8d863s000000q6jo.html あれまあ、びっくりしましたよ。 正直に、正しいことを記述しているではありませんか! >哺乳動物の乳は自分の子供の発育に適した乳成分組成を持つので、 >乳はその動物の子供にとっては、最高の食品ということになります。 ということは牛乳はヒトの子供の発育に適した乳成分組成を持っていないし、 ヒトの子供にとっては、最高の食品とはいえない、 ということを明らかにした、というか、認めた(?)わけですね? 驚きました。以前からこの記述はあったのでしょうか? 【送料無料】なぜ「牛乳」は体に悪いのか 【送料無料】牛乳を信じるな! 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月08日 19時10分29秒
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