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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2012年03月02日
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カテゴリ:食育について
その中から一部を紹介いたします。

 「食と健康」
真弓先生:
 どうも過分なご紹介を預かって恐縮しております。今日初めてココへいらっしゃった方が随分おられるようです。多分、今のありがとうございます先生の話を聞かれると医者に行かれる頻度が激減すると思います。断言出来ます。私も同じような事をやってる訳です。始めにHさんにこんな事を言って頂きましたけど、実際始めの20年間は本当に今考えたら何やってたんだろうというようなひどい診療をやっていました。私が医者になりましたのは1955年、今が2002年、私が産まれましたのが1931年昭和6年です。でターニングポイントは1つは医者になった年、それから1945年昭和20年8月15日に終戦を迎えた年です。今私は71歳ですが、還暦を過ぎた頃から、そういう感じを持つようになりました。こういう講演も30年間呼ばれています。私が話してるのではない、話させられている印象が非常に強いのです。
 今お聞きになっている方も三種類の人がこの中にいらっしゃいます。昭和34年以降に産まれた方どのくらいいらっしゃいますか?半数近くは、いらっしゃいます。「どうも、ありがとうございました」。59年昭和34年以降に産まれた方が1つです。今話させられているのはココまでで圧倒的多数です。もう既に亡くなられている方達、目には見えないけど確実に聞いておられます。人間は二重構造になっていまして、目に見えるものと見えないものがあります。大事なものは目に見えないものなんです。率直に言えば何でそんな当たり前の事を話してるんだと思ってらっしゃるに違いないと思います。その反面その当たり前の事を伝えなくてはいけないんだよと仰って下さる。それをそのまま皆さん方にお伝えするだけなんです。もう1つはこれよりももっと前の産まれなんですけど私も含めた昭和34年以前と以降と昭和20年以前を両方知っている私共、ありがとうございます先生もそうなんです。どういう事を言ってるかと言うと、これ以前とこれ以降では日本は全く違う生活をしてるという事なんです。ちょっと上品な言葉で言えば文化という言葉になります。
 優れた日本の伝統文化というのが昭和20年に断たれて仕舞ってるという事です。これが意図的にマスコミとか政治家とか企業によって皆さん方、昭和34年以降の方々に伝わっていないのです。それが色々な病気を増やしている大きな原因になっています。問題はこの間にあります。この間にどういう事がされたのかというと、我々が死んで仕舞うともう伝わらないので。それを今日皆様方にお伝えしたいと思います。

 ありがとうございます先生が病はないと仰います。私も全くそう思っております。病は無いんです。症状として現れる事はあります。それは「そういう事をしててはいけないよ、こういうふうに変えなさい」と警告として色んな症状が出て来ます。それは自分で治せるはずなんです。動物である以上は。実際私が医者になって感じた事は、6年間大学病院で研修を兼ねて医療活動をしています。13年間救急病院の小児科医長として診療に当っている。この間がひどい医療をしてたと私が今思う時代なんです。この時見ていたお子さんには本当に申し訳ない事をしたと思います。三時間待ちの三分診療そんなもんじゃないのです。対話がない医療なんです。今の日本の医療は進歩したと思いますか?進歩したんでしょうか?はい。そうです。「何をしてるんだろう?」と今あなたが仰ったように何となく20年私共やっちゃったんです。マッチポンプ(?)になっているんです。あんまり良い例えじゃないけど、例えば消防署があります。消防署の人達は火事になれば当然その火を消しに行きます。ただそれだけじゃないです。普段火事を出さない為に如何したら良いのか防火活動をしっかりとやっています。それから消防署という公務員の方達が活動している反面、ボランティア活動として他に職業を持っていてこれらに協力している消防団の人達が協力してやっています。医療がそれをやってるかどうか?病気というのは、マッチに火をつけたものであり、ガスの元栓をひねったものです。それを消す方ばっかりやってて、如何したらマッチに火をつけなくて良いのか、ガスの元栓をひねらなくて良いのかという事が殆ど残念ながらなされてないのです。予防という事が。それから医者が民間の方達と協力してないです。同じ目の高さで患者さん方と接してるかどうか、一方通行になっていないかどうか、医者にかかるという事が非常にまずいと思います。かかるというと医者に任せて寄り掛かる。そうじゃない。小児科というのは病気を治す場所ではないんだという事を皆さん方にしっかりと知って頂きたいと思います。

 病気というものは治るものなんです。この頃は癒しとか癒すとか言われます。これも医者の思い上がりだと思います。Tさんという素晴らしい舞台演出家がいらっしゃって、その方がとっても面白い本なんですが、「癒える力」という本を書いたんです。初めてこの「癒える」という言葉に接した時ちょっと違和感を感じました。あんまり癒えるという言葉を使ってません。だけど病というものは癒えるものなんです。それも私は小児科ですから子供が自分で癒えるものなんです。癒える環境作りをお父さんとかお母さんとか地域の人々が協力して作り出して行く訳です。そういう人達に私どもは多少なりとも皆さんより医療経験を積んでるからアドバイスをするアドバイザーにすぎないのです。そういう事に徹してますとHさんがご指摘されたように医療が進歩したら先ず病気が減らなくちゃ可笑しい、患者さんが減らなくちゃ可笑しい、当然医療費が減らなくちゃ可笑しい、それが増え続けてる訳です。しかも現在、医療費が30兆越そうかしています。後25年もすれば80兆まで行くんじゃないかと言われています。そういう滅茶苦茶な医療を今してる訳です。それに歯止めをかけなくてはいけない。それには色々な事を考えて行かなくちゃいけないのですけれども、今日は食に関心を持っている方が多いようですので食の事に関して話そうと思います。病気を癒える食事を考えてみたいと思います。そこで昭和20年以前と昭和34年以降に大きな差が出て来て仕舞うのです。

続きはこちら↓
H:\USBブログ記事\真弓定夫先生の健康法.mht
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最終更新日  2012年03月02日 18時10分04秒
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