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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2012年04月14日
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一種類の食品添加物が、安全が確認されている、とされていても、
現実的には、我々は、特にコンビニ弁当や加工食品を多食している人は、
複数(何百種類もの)食品添加物を毎日とり続けていることになります。
食育でも食品添加物をしっかり教える必要があると思います。
食品添加物ってどのように使われているのでしょうか?

そこで牛乳に相談だ、じゃあなくて、安部司さんに聞いてみましょう。
それでは、安部さんに豚骨ラーメンのスープを作ってもらいましょう。

安部:まず塩をたっぷり。
   次に一つ目の添加物、リボヌクレオチドナトリウム。
   1キロ1万円するんです。
   二つ目の添加物、有名なグルタミン酸ナトリウムと
   合わせると格段に旨味が強くなる。
   しかし、日本人は化学調味料の味だけでは
   満足できなくなっているんです。
   で、何を使うかというと・・・。
   たんぱく加水分解物。

難波:なんですねん?

安部:これは植物性たんぱく加水分解物。
   油を抜いた後の大豆などを塩酸で分解して、
   アミノ酸にしたものです。
   こちらは動物性たんぱく加水分解物。
   様々な動物性のたんぱく質を塩酸で分解して、
   アミノ酸にしたもの。
   これらは法的には食品にされています。

飛沢:え!?それが食品ですか。

安部:塩、化学調味料、たんぱく加水分解物を
   私は味の黄金トリオと呼んでいます。
   ここまで加えないと日本人は満足しない。

難波:化学調味料だけでは満足しない・・・、おとろしいで。

安部:三つ目の添加物、貝の旨味成分のコハク酸も入れましょう。
   野菜のエキス。豚骨だから豚のエキス。
   ガーリックを入れることで九州っぽくなります。
   豚の香りが上がるのでジンジャーを入れる。
   四つ目の添加物、リンゴ酸で切れ味を良くする。
   さらに濁りが足りないからスキムミルク。

飛沢:スキムミルクまでですか!?

難波:ははあ、本物らしく濁らせるんか。

安部:そしてネギ、ゴマを加えお湯を注ぐ。

山岡:うわあやばい!豚骨ラーメンのスープだよ!

難波:旨いと感じる。それも化学調味料の味を露骨に感じないで!

飛沢:これだけの材料で豚骨スープが出来るなんて!
   添加物の力だ!

安部:これが使った材料です。(20種類の添加物のビンが並ぶ)
   このどこに命がありますか!どこに心がありますか!
   こんなのほとんど作り物だ!
   そして旨い旨いと言って全部食べると、食塩を10g程度
   油も20gは摂ることになる。

山岡:厚生労働省の指針では、1日の食塩摂取量が10g以下だよ。

安部:カップ麺は「安い」「便利」「腐らない」「見た目にきれい」
   「味が濃い」。消費者の要求を添加物が全部満足させてくれるんです。

飛沢:消費者の要求通りか・・・。

山岡:きちんとしたラーメン、自分で作って見ろよ。
   どれだけ手間と時間がかかるか。カップ麺の値段で
   作れるわけがない。こんなに安いのはおかしいと
   感じない消費者がどうかしてるんだ。

【出典】

では安部司さんの話を聞いてみましょう。

食品の裏側 1/4
http://www.youtube.com/watch?v=wQFOJEszgt0&NR=1&feature=endscreen

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最終更新日  2012年04月14日 18時40分42秒
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