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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2012年08月02日
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カテゴリ:食育について
『アメリカひじき』という小説をご存知ですか?
書いたのは「焼け跡作家」と言われる野坂昭如さん。そのデビュー作。
内容は?
戦後、アメリカが「日本を飢えから救え!」と配給物資を
放出したときの笑い話がもとになっている、というのだ。
そこで牛乳に相談だ・・・・は、7月末日で封印したので、
いきなり船瀬俊介さんに聞いてみよう。

つまり、余り物の軍需物質を配給したため、
あちこちで生じた悲喜劇の一つ、軍需物質の「紅茶」が
缶入りで配給された。もらった日本人は、開けてみて
「これはヒジキだ」と勘違い。さっそく煮付けにして
食べようとしたら、ふやけて膨らんで大騒ぎ・・・・。
かくも食文化の違い、衝突は、思わぬ自体と笑いを引き起こす。
そういえば、もう20年ほど前、オーストラリアから来た
市民運動家の弁護士を案内して日本を旅したことがある。
海岸でのハイキングで玄米ごはんのおにぎりで昼食。
彼は「アイ・ライク・ブラウンライス!」とご機嫌だったが、
弁当の蓋を開けるや怪訝な顔でおむすびを手に取り首をひねる。
玄米むすびは黒く海苔で巻いてあったのだ。かれは神妙な顔で
爪先でのりを剥がし始めた。
「何をしているの?」
と聞くと
「ブラック・ペーパー」
と顔をしかめる。
「これは海苔という海藻で、食べられるんだよ」
と説明すると、
「本当かい?」
と目を丸くしたのを、いまでも思い出す。
【出典】
【送料無料】ガンにならないゾ!宣言(part 2) [ 船瀬俊介 ]

【送料無料】アメリカひじき/火垂るの墓改版 [ 野坂昭如 ]

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最終更新日  2012年08月02日 18時23分25秒
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