テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:食育について
ふうむ、被爆したレバ刺しでもいいから食べたいわけね。
それともホルミシス効果が期待できるだろうか? ともかく新聞記事を読んでみましょう。 (2012年8月7日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【その他】 厚労省研究 専門家警告「有害物質生む恐れ」 提供・販売が禁止された生の牛レバーについて、放射線を照射して殺菌する研究に厚生労働省が乗り出す。レバ刺しファンには吉報のようだが、本当に大丈夫なのか。専門家は「有害物質や放射性物質が生み出される可能性がある」と警告する。 (小坂井文彦、出田阿生) 「牛肉への照射で、放射性物質が生成されたという米国の研究結果がある」。こう指摘するのは、市民団体「健康情報研究センター」代表の里見宏さん(65)だ。 里見さんによると、食品への放射線照射の研究は、戦場における食品の長期保存を目的に米国で始まった。殺菌や殺虫、発芽抑制などに効果があるとされ、海外では、約30カ国で、穀類や魚介類、肉類、香辛料に放射線照射が利用されているという。 1980年に世界保健機関(WHO)などが「10キログレイ(吸収放射線量の単位)までの照射は安全」との見解を示しているが、里見さんは「根拠となるデータが示されていない。肉類では、少ない照射でもシクロブタノンという発がんを促進する有害物質が生成されることが分かっている」と反論する。このため「実際には多くの国で、照射食品の安全性は信用されていない。流通量は極めて少ないのが実態だ」という。 食品衛生法は食品への放射線照射を原則として禁じている。個別に実験などで安全性を確認した上で許可している。これまでに唯一、認められたのはジャガイモの発芽防止のための照射だけ。1972年に認められ、北海道士幌町のアイソトープ照射センターで実施されているが、「国内生産全体からみるとごく一部」(厚労省の担当者)にすぎない。 2000年に全日本スパイス協会が、香辛料の微生物汚染低減のための許可申請を出した。しかし、消費者団体などから反発が相次ぎ、結局、蒸気で殺菌する方法を採用することで落ち着き、照射実験は実施されなかった。 照射臭が付着 おいしくない 放射線の照射は、消費者の抵抗感やコストの高さなどから、食品業界は今のところ消極的だ。ところが、「原子力ムラ」には積極的な勢力がある。政府の原子力委員会は、「放射線利用技術の活用」をうたう。同委員会の食品照射専門部会が06年にまとめた報告書は「食品照射の有用性」を認めている。全日本スパイス協会が申請した香辛料についても「実用化の意義は高い」とした。 牛レバーについては、食肉業界団体などが放射線照射の実験を要望。実際の研究は、国立医薬品食品衛生研究所(東京)が行う。当面1年間をめどに、殺菌の有効性や人体への安全性などを研究する。実用化に向けては、数年かかるという見立てもある。 実は、放射線照射には、安全性以外にも問題がある。それは、「味」だ。里見さんによると、放射線を肉類に照射すると、焦げ臭いような「照射臭」が食品に付いてしまう。たとえ安全だとしても「そんなレバ刺しはおいしくないと思いますよ」。 http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120807151132316 安食はこういう↓類のものを時々食べています。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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