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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2013年03月13日
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カテゴリ:食育について

こんなことをブログに書くと、

「ほらみろ、ベジタリアンは非ヘム鉄しか摂れないから貧血になっちゃうんだよ。
動物性食品からヘム鉄を摂らなきゃやっぱりダメなんだよ」

と、言われてしまいそうですね?しかし、症状は全くない。

「目眩はしませんか?」

「しません」

「指先が低体温になっていませんか?」

と言いいながら手の指先を触る医師。

「あ、冷たくないですね」

つまり貧血症の症状らしきものは全然出ていないのですよ。

ま、こんな話題はマクラでありまして、本題は次。

鉄分の取り過ぎで脳卒中リスク上昇か―欧州研究
2013年2月20日 18時0分 更新

ヘム鉄、普通体重の男性のみで関連

 不足すると貧血などを起こす一方、多過ぎると肝臓や心臓、膵臓などの病気を引き起こすことがある鉄分。それに加え、脳卒中になるリスクも高める可能性が示された。ポーランド・ワルシャワ生命科学大学のJoanna Kaluza氏らによると、男性を対象に検討した結果、鉄分の中でも、肉や魚などに含まれている「ヘム鉄」のみ、さらにBMI(肥満指数)が25未満の普通体重の人で脳卒中リスクが上昇したという。詳細は、米医学誌「Stroke」2月号(2013; 44: 334-339)に掲載されている。

脳卒中リスク4割増

 鉄分は、体にとってとても重要な栄養素。肉や魚などに含まれるヘム鉄と、野菜や穀物などに含まれる非ヘム鉄に分けられ、ヘム鉄の方が吸収率が高い。そのため、サプリメント(栄養補助食品)ではヘム鉄を扱う場合が多いようだ。

 しかし、ヘム鉄は取り過ぎるとさまざまな障害をもたらすことがある。昨年に報告された研究結果でも、糖尿病リスクを上昇させるのはヘム鉄だけで、非ヘム鉄を含む鉄分全体では関連が認められなかった(関連記事)。

 Kaluza氏らは、脳卒中、心臓病、がんにかかったことがないスウェーデンの男性3万8,859人(年齢45~79歳)を対象に、鉄分の摂取量と脳卒中発症の関連を検討した。

 11.7年間の追跡期間中に脳卒中を発症したのは3,097人(脳梗塞2,482人、脳出血450人)。解析の結果、ヘム鉄の摂取量によって5つのグループに分類したうち、最も多かったグループは、最も少なかったグループより脳卒中リスクが16%高く、脳梗塞リスクも15%高かった。

 BMIが25未満の男性では脳卒中リスクが40%増、脳梗塞リスクが38%増とさらに高まったが、BMIが25以上の過体重(小太り)や肥満の人ではリスクの上昇が示されなかった。さらに、非ヘム鉄ではBMI値に関係なく脳卒中リスクとの関連が認められなかったという。

(編集部)

http://kenko100.jp/news/13/02/20/02

(続くかもしれない)

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最終更新日  2013年03月13日 21時38分36秒
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