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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2014年03月01日
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カテゴリ:食育について

またまた、熊野さんのメルマガからお送りします。

■過食の害

人間は食べ過ぎては何故いけないのでしょうか。

それは、赤血球のルローを形成し、そのことが血の汚れにつながり、
芋づる式に様々な悪しき状態を引き起こすからです。

『アメリカ、ミネソタ大学医学部教授M・J・マレイ博士は、世界的な権威のある
イギリス医学誌"Lanset"の1,977年1月15日号に興味のある論文を発表しています。

「飢餓が病原菌の感染に対して抑制的に働く」という要旨です。


これは1,975年、博士らが飢饉のサハラ砂漠を訪れ、遊牧民に食料を与えた処、
その食糧供給が始まってからまもなくして、突然にマラリアが発生してきた
という事実を端緒にして、次にあげるような色々な事例も考察し、検討を
加えて結論付けたのです。

・エチオピアのソマリア遊牧民にも、飢餓のとき食料の供給が行なわれると、
 マラリア、ブルセロージス、結核などが起こってきた

・中世時代のイギリスにおける痘瘡は、貧しい人よりお金持ちの人々を
 より多く苦しめた

・第一次世界大戦中発生したインフルエンザにおいては、
 十分に栄養の行き渡っている人々に最大の死亡率が示された

・1,939~45年の戦争のとき、ある過密状態にあったキャンプにおいて、
 低栄養状態におかれた人々がハシカやチフスに対して最低の羅患率を示した

・インドにおいては乾期になり草木がなくなると、動物(家畜)の餌が少なくなり、
 動物はやせ細るが、そのとき家畜の羅患率は最低になる。

 モンスーンの季節になり、新しい草が茂り、それを食べて動物が太って
 くると、動物の流行病が急に増えてくる


このように栄養過多が感染症を誘発することをマレイ博士は指摘しています。

というのは、極度に栄養状態の悪化している患者に、静脈から点滴により
高栄養を与えると、重篤な感染症を起こしてくる例がしばしばあることが
判ってきたからです。


こうした事例を説明するメカニズムとして同博士は、

「我々が食べる食物中の栄養素は、我々の身体の維持よりも
 病原菌の分裂、増殖の方に利用されるのだろう」

と指摘しています。

つまり、我々が生きていくのに必要最低量以上の食物を身体の中に入れた場合、
これが老廃物、余剰物となり、病原菌がはびこるための餌になるのです。


同様なことはこの日本でもありました。

あの悪夢のような1,995年の阪神大震災です。

あの地震があった後、助かって生き延びた人たちは体育館や学校に集まって
共同生活を余儀なくされたのですが、十日間ほどは流通がうまくいかず、
それこそ飲まず食わずに近い状態になったといいます。

ところが、その時は誰も風邪ひとつひかなかったのです。

十日ほどして流通がうまくいくようになり、全国から物資食物が届き
人々は貪るように食べたのですが、その後インフルエンザが大流行したのです。


私が顕微鏡を毎日のように見始めた頃、最も驚いたのは、
光学顕微鏡1,000倍の画像に所狭しと0.1ミクロンにも満たない
点状のバクテリアがそれこそ何百匹いや何千匹と走り回る姿を見た時です。

このバクテリアだらけの血液の持ち主はフランスで仕事をしている
友人だったのですが、彼は久しぶりに日本に帰ってきて一週間ご馳走攻め
(特に寿司や刺身といった生もの)にあった後、私の所に来たのでした。

あまりの顔色の悪さにすぐ顕微鏡をみたらこの光景。

また彼はタバコを沢山吸う人でもありました。

とにかくこのバクテリアだらけの画面は何と気味の悪いことでしょう。


全身正にばい菌だらけということなのですから。

臨床検査の人たちにこのことを述べますと、誰もこぞって

「そんな馬鹿な。血液の中に虫など入らないよ」

というのです。

その理由は、血液の中はきれいだと大学で教わるからなのですが、
とんでもない誤解です。

実際にその目で見て確かめて頂きたいと思うのです。

その後もこういった菌だらけの画像はいくつも見ました。

殆どが過…

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最終更新日  2014年03月02日 01時00分51秒
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