テーマ:ホメオパシーについて(193)
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報道記事を読んでみましょう。
12月22日付けasahi.comニュース 社会裁判記事(伊藤和行記者)に報じられた記事について日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)よりコメントします。 「ホメオパシーで長女死亡」助産師と母親和解 山口地裁 生後2カ月の長女が死亡したのは、ホメオパシーという民間療法をする助産師が適切な助産業務を怠ったためだとして、山口市の女性(33)が助産師を相手取り、約5600万円の損害賠償を求めた訴訟で、助産師側が女性に和解金を支払うことで合意したことが21日、分かった。和解金は数千万円とみられる。 同日、山口地裁で双方の代理人弁護士と裁判官が話し合い、和解が決まった。関係者によると、和解には「内容を口外しない」との条件が含まれており、和解の理由や金額について、双方の代理人は「話すことはできない」と答えた。 訴状によると、女性は2009年8月、この助産師の指導のもと自宅で長女を出産した。しかし助産師は長女に、出血症を予防するためのビタミンK2シロップを投与せず、長女は同年10月、ビタミンK欠乏性出血症による硬膜下血腫を発症して死亡した。 女性は、助産師が、母子手帳にあるK2シロップの投与欄に「投与した」とうその記録をしていたことや、K2シロップを投与しない場合の危険性を説明しなかったとし、「助産師の過失により長女は死亡した」と主張した。助産師側は、K2シロップの代わりに、ホメオパシーで飲み薬のように使われている特殊な砂糖玉「レメディー」を与えていたと説明していた。(伊藤和行) ここまでが新聞記事です。 以下はJPHMAのサイトにある文面です。 JPHMAとしては、裁判中であったため、本件に関しては当初からコメントを差し控えてきました。今回、和解が成立し、裁判が終了したため、これまで、あまりに事実とかけ離れた報道が1人歩きしておりましたので、ここに真相を記載させていただきます。これまでの新聞報道の内容は、事実確認も十分行わないまま、そして助産師の言ったことを歪曲して不正確な報道をしたことに端を発します。その後は、おそらく、この報道機関が書いたことの裏付けもとらず、他の報道機関も追随し、間違えた情報をそのまま報道したことで、あたかも事実であるかのようになっていったと考えます。こうして、無実である人が有罪になってしまうこともあるのだということを今回の一連の報道を通して思い知った次第です。 そして、今回も事実無根の報道がなされ、あたかもホメオパシーが原因で亡くなったかのようにホメオパシーは危険であるという印象を世の中の人に与えられることを危惧します。 2010年12月22日、asahi.comニュース 伊藤和行記者 (1)「ホメオパシーで長女死亡」助産師と母親和解 山口地裁「ホメオパシーで長女死亡」と記載されておりますが、この記述は明確に誤りです。 和解は裁判所で判断したのではなく、原告と被告との間で話し合いにより解決されたということであり、死亡の原因ははっきりしておりません。また、本件は、原告(従前からホメオパシー利用者でした)が、ホメオパスの被告に対して、レメディーを与えたことを問題にしているのではなく、ビタミンKの不足によって死亡したと思われることに対して助産師の業務上の責任を問うて起こした訴訟です。訴状にはホメオパシーを原因とするとの記載は一切なく、「ホメオパシーで長女死亡」という記載は、まったくの事実誤認の報道です。 この見出しを人が見た場合、ホメオパシー療法で死亡したと思うことでしょう。多くの人が、ホメオパシーは危険な療法であるというイメージをもつことになってしまいます。しかし、実際のところホメオパシー療法で死ぬことはありません。ホメオオパシーのレメディーは、原物質を高度に希釈しんとう(物質がない程度)したものであり副作用はなく、最も安全な代替療法の1つであるホメオパシー療法を著しく誤解させるものです。 本ホメオパシー医学協会は本件に関してまったくの事実無根な記事として、また医療行為を怠ったとする報道に対して、抗議します。公に伝えることを責務にしている記者は、事実を正確に書く必要があります。このような報道の意図的操作に断固抗議します。 続きはこちら↓ http://jphma.org/About_homoe/jphma_answer_20101222.html 人気blogランキングへ 本日二つ目の記事でした。前のも読んでくださいね。 Twitterブログパーツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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